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2018.09.11

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保育園と幼稚園。その違いとは?

保育園と幼稚園。その違いとは?

保育士資格と幼稚園教諭免許、その両方をお持ちの方は保育園・幼稚園のいずれでも働くことができます。今回は保育園と幼稚園の違いをおさらいしましょう。

保育園と幼稚園はお子さんを預かるという点では同じですが、お子さんにとっても保育士さんにとっても違いがあります。まずは一般的な違いをご紹介します。
保育園の対象年齢は0歳~就学前までであるのに対し、幼稚園は3歳~就学までです。保育園では乳児から担当するのが大きく異なります。
原則、保育園では保育士資格が、幼稚園では幼稚園教諭免許が必要です。認定こども園では基本的に両方の資格が必要になります。
認可保育園では給食を支給することが義務付けられています。離乳食から幼児食、保育士さんの給食まで園内の給食室で作られます。一方、認可外保育園と幼稚園の場合は園ごとに異なります。園内で給食を作る園、給食センターなどに発注する園、お弁当持参の園などさまざまです。
認可保育園の年間保育日数上限は300日前提で、原則1日8時間から最大11時間まで保育を受け入れています。認可外保育園の場合は、病院内保育など保護者の方の要望を受け入れる形で24時間体制などの園も存在します。一方、幼稚園の年間保育日数は39週以上、220日以上と下限が定められています。
次に教育面の違いを見てみましょう。どちらがみなさんの思い描く保育に近いかによって、就職先の候補を決めるのもよいと思います。
上記のように、保育園では幅広い年齢のお子さんを預かりますので、保育士さんの『教育幅』も多岐にわたります。乳児はトイレトレーニングから食事補助を、幼児からは食事の練習、お片付けなど、自分の身の回りのことや歌や遊びを通じたお友だちとのふれあいの手助けをします。3歳児以降は読み書きや数字も教えます。幼保一元化の流れを受け、寝て遊ぶだけという保育園はもはや少数派。幼稚園の教育カリキュラムを組む保育園も増えています。
幼稚園は就学前の準備としての教育に重点が置かれます。そのため、時間ごとに科目を分けてカリキュラムを設定し、「学習」に力を入れているところが多いです。今日では英語教育や運動教育、リトミックなどが幼稚園によく採用されています。
担当するお子さんの年齢によって保育士さんが行う教育内容は異なりますが、保育園の方がより幅広い教育に携わることになります。先にご説明した幼保一元化の動きから3歳児以降の教育の違いはあまりなくなってきています。とはいえ保育園も幼稚園も、教育方針は園ごとに方針がありますので、気になる場合は面接の際に園ごとに聞くのが良いでしょう。

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