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2019.03.08

転職コラム

【新卒】どんなことを学ぶの?保育園の実習で学びたいこと

どんなことを学ぶの?保育園の実習で学びたいこと

保育士になりたい!という若い方は、保育士養成を行う大学や短大、専門学校で日々保育を勉強されていることでしょう。そして、卒業年次までに実施されるのが保育実習。保育実習は実際の保育園にお伺いして行われるまさに「実習」です。保育園に通う園児さんたちと触れ合うことができる貴重な経験ですが、この実習期間では、どのような点に注意すべきでしょうか。実習前には学校や園側からもしっかり説明されると思いますが、こちらでは保育実習で学びたいことや注意すべきポイントについて簡単に解説しておきます。

保育実習は将来、保育士として働く上で欠かせない経験です。では、保育実習の場でどんなことを学ぶべきでしょうか?
保育実習の前段階として、まずは社会人としての身なりや言葉遣い、マナーなどを学びます。これまでは学生としてサービスを受ける側でしたが、社会に出ると立場はまったく逆になります。当然のことですが、保育士のお仕事は子どもたちへの保育だけではありません。他の保育士さんたちとの協力や保護者さんとの連携・コミュニケーション、また事務作業など現場で学ぶことは多岐にわたります。
学校では保育について学んでこられたと思いますが、座学だけでは実際の雰囲気は感じられません。保育実習であれば、目の前に園児さんたちがいて、周囲に先輩保育士さんや園長先生がいらっしゃる環境なので、本物の保育現場を実感できることでしょう。
卒業後に保育施設へ就職するとき、何を基準にして就職先を決めればいいか悩みます。履歴書にもその園への志望動機を書かなければなりませんし、入職までの面接でも、自分の言葉で志望理由を話すことが求められます。保育実習に行った園で就職するかどうかは個人の判断ですが、ご自分が求める就職先の基準や条件を明確にするためにも、給料や待遇以外の保育方針や保育方法などをしっかり体感しておきましょう。
実際に現場を体験できる保育実習。具体的にはどのようなことが行われるのでしょうか。
見学実習とは保育士さんの仕事を見学するものです。子どもたちとの接し方だけでなく、登園・退園ときに保護者さんと話す姿勢や内容、連絡帳を書くのにあてる時間や記述内容などなど。たんに「見学」しているのではなく、状況に合わせて「自分が現場の保育士なら、ここでどういった動きをするか」などを考えて、シミュレーションを繰り返しておけば、その後の体験実習にも活かすことができます。
保育士さんのメインのお仕事、園児さんたちの保育を体験します。子どもが好きで保育士をめざすという方が多いと思いますが、この部分実習が保育士への思いが一番高まる瞬間ではないでしょうか。ただ、大切なお子さんと接する仕事ですが、くれぐれも慎重に。初めて乳児さんと接するという方もいらっしゃるはずですから、接し方だけでなく、遊び方、笑顔の作り方、そして正しいだっこの方法など、細かなところまで先輩の保育士さんに確認していきましょう。ただ、あまり緊張しすぎると子どもたちにもその緊張が伝わってしまうこともあるので、笑顔だけは忘れずに!
子どもたちへの保育だけでなく、保育日誌の書き方やお迎えなど、保育士の1日の仕事をまるまる経験します。実際の保育士の業務は、保護者の方への連絡帳や、毎日の保育の目的と結果を記録する保育日誌など、重要な事務作業もありますが、それらをすべて実習で学びます。年長の方とお話しする機会は少なかったかもしれませんし、上手く敬語が話せないこともあるかもしれません。先輩保育士さんがどのような接し方をしてらっしゃるかを参考にして、その5割増しくらいでお話ししてみましょう。親しき中にも礼儀あり、です。
保育実習は見学から体験まで多くの体験を行いますので、当然学ぶこともたくさんあります。保育実習での注意点をご説明しましょう。
保育実習ではさまざまなことを学びますので、その場ですべてを理解することは難しいかもしれません。そのため、その日のうちに復習をして、分からないことや疑問が生まれたら、次の日すぐに質問できるようにしておきましょう。忘れないように、思いついたときにスマホのメモに書き込む、保育現場でスマホNGの場合はメモ帳に質問や疑問を記入しておきましょう。手のひらや腕にメモするのは控えたほうがいいですね。
保育実習は園児さんの保育を学ぶだけではありません。最初にもおhがなししたように、社会人としてのマナーを学ぶ場所でもあります。社会では時間と期限が守れないと信用を落としてしまいますし、小さなお子さんを預かる場合は、時間のズレがお子さんの体調へも影響する可能性があります。決められた期日は厳守するようにしてください。
保育士のお仕事は一人ではできませんので、チームワークが欠かせません。そのため、周囲の人と積極的にコミュニケーションをとるようにしてください。同じ実習生や保育士として働く職員さんなど、自らコミュニケーションを取りに行ってみましょう。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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