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2019.05.24

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保育園・幼稚園の誕生日会での出し物・アイデア4選

保育園・幼稚園の誕生日会での出し物・アイデア4選

毎月行われる『お誕生日会』の出し物のアイデアが思いつかずに困っている…そんな悩みを持つ保育士さんもいらっしゃるかもしれません。今回はそんなあなたのために、保育園・幼稚園のお誕生日会で役に立つ出し物のアイデアをまとめてみました。

お誕生日会の目的は、年に一度の誕生日で主役になってお祝いされることの喜びや楽しみを子どもたちに知ってもらうこと。また、お友だちをお祝いすることのワクワク感を一緒に体験してもらうことです。子どもたちに毎回のお誕生日会を新鮮に感じてもらうためには毎月違ったお祝いネタを考えたいですね。
出し物を考えるときには、第一に子どもたちが公平に楽しめる内容かどうかを意識しなければなりません。具体的には下記の内容に気をつけます。
クラスの子どもたちの年齢に沿った内容を選択します。2・3歳児はテレビで人気のダンスを一緒に踊ることができるかもしれませんが、1歳児だと何かを表現することが難しい場合もあります。各年齢のお子さん一人ひとりにとって難しくない内容であることが大事です。
子どもたち全員が公平に楽しめる内容であるかどうかも考える必要があります。特定のお子さんだけが楽しめる出し物はNGです。参加しているのに一度も順番がまわっていない園児さんがいないことが大前提。積極的でないお子さんには保育士さんが側について遊びへの参加をサポートしてください。
お誕生日会の出し物が、他の行事と被らないかどうか確認してください。例えば、3月は卒園式がありますので、卒園式に向けて歌やダンスを練習することと思います。そこで2月や3月のお誕生日会では歌やダンス以外にするといった気遣いが必要です。
これからお誕生日会で役立つ出し物のアイデアを4つ紹介します。
代表的な出し物がダンス。課題を選ぶ際には「保育士さんだけで発表する場合」と「子どもたちが参加する場合」とで分けて考えましょう。

【保育士さんだけで発表するダンス】

テレビや街中などでよく耳にするようなヒット曲、園内の子どもたちの中で話題となっている曲を選択します。最近のヒット曲では下記が定番ですね。
・星野源の恋ダンス
・AKB48の恋するフォーンチューンクッキー
・DAPUMPのU.S.A
メロディ部分が有名でない曲だと、サビが始まるまで子どもたちがキョトンとします。そんなときは、有名な曲のサビ部分だけをメドレー形式にするのもおすすめです。子どもたちにとっては「これ知ってる!」の連続になりますので、退屈せずに楽しんでくれます。

【子どもたちも参加するダンス】

子どもたちが参加する場合は子ども向け番組で流れているような曲、アニメのテーマ曲、馴染みがあって振り付けしやすいものが定番です。
・Dream5のようかい体操第一
・ケロポンズのエビカニクス
『ようかい体操第一』は2016年から今でも保育園でよく使われているヒット曲ですね。
ダンスを発表するときは、先生たちが見本を見せてから子どもたちを誘うと、喜んで真似をしてくれます。
新しく覚える時間を節約して効率よく準備するため、参加する保育士さん全員が知っているストーリーを題材にピックアップします。題材案が出そろったら、子どもたちの年齢に合っているか、季節が合っているかを考慮して選定すると良いです。

【即興劇】

劇の題材のみを決めておき、セリフや振り付けはアドリブで発表するのが即興劇です。物語途中の細かいセリフを決めていないので演者の力量が必要ですが、その分状況に応じたセリフや動きでその場を盛り上げることができます。基本的には保育士さんだけで行います。
即興劇で行われる題材例
・赤ずきんちゃん
・マッチ売りの少女
・大きなかぶ
みんな知っていて、子どもたちにも分りやすい童話やディズニーの絵本を題材にしたものが人気です。

【人形劇】

人形を使って劇を行います。これまでに絵本で読み聞かせた物語であっても、動く人形でのストーリーは子どもたちにとって新鮮なもの。また原作から自由にアレンジできますので、絵本では5分で終わる内容を、10分の劇にすることもできます。
人形劇で定番の題材例
・アンパンマン
・3匹のこぶた
・桃太郎
人形劇で利用する人形は裁縫が得意な保育士さんが作ったり、普段のお遊びでお子さんと一緒に紙で作成しても楽しめますね。
クイズはとにかく準備が簡単で、種類も豊富に準備できるのが利点です。代表的なクイズは「〇×ゲーム」「シルエットクイズ」「物当てゲーム」の3つです。クイズの問題は動物、物の名前、暦に関することなど学習に繋がる内容と、人気のアニメ、園にまつわる簡単なことなど、みんなが分かる内容を組み合わせます。
100円ショップやグッズショップには、誰でも手軽に手品ができるセットが販売されています。特に子どもたちにウケが良いのは「見た目があきらかに変わる」変化の大きい手品。
また、Youtube等で手作りの手品ネタもタネあかし付きで多数公開されています。

【変化の大きい手品の例】

・手に握った紙玉が消えてなくなる手品
 参考)https://www.youtube.com/watch?v=VDcHgNG2jWs

・水の色がすぐに変わる手品
 参考)https://www.youtube.com/watch?v=gCdUx3mFgHc

 参考)https://www.youtube.com/watch?v=f0Ff7pnYt1Q

・宙に浮く手品
 参考)https://www.youtube.com/watch?v=iB5kI_fbQXE

手品を成功させるにはある程度練習が必要ですが、手品の技術に自信がない場合は、わざと手品の仕掛けがわかるような内容で発表するのも面白いかもしれません。

保育園や幼稚園でのお誕生日会で、毎回違った出し物を出すのに、苦労されている保育士のみなさん!上記のアイデアを参考に少しでもレパートリーを増やして楽しんでみてください。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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