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2019.09.27

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子どもが喜ぶ保育士さんの自己紹介は?

子どもが喜ぶ保育士さんの自己紹介は?

クラスの園児たちとの初めての触れ合いになる、子どもたちへの自己紹介タイム。時間をかけて準備するので、できれば子どもたちに喜んでもらえる、かつ名前を覚えてもらいやすいようにしたいですよね。子どもたちの心をつかんで仲良くなれる、そんな自己紹介の方法をご紹介します。

複数の保育士さんが同時に自己紹介を行うことも多いので、ネタ被りは避けつつ印象的にしたいものです。定番の自己紹介に少しの工夫で子どもたちに喜んでもらえる自己紹介の方法をご紹介します。
保育士のみなさんは自己紹介ブックを作成することもあるかもしれません。イラストで見せることのできる自己紹介ブックはアイデアの宝庫です。自分の名前のなかに季節、花、自然などにまつわる字があれば、それと関連付けて紹介できます。たとえば「〇〇はなこ」という名前であれば「はな」の部分を花のイラストに替えて、子どもたちに読んでもらいます。ページの開きを飛び出す絵本風に作ると、見た目にも楽しめます。楽しんでもらえた分だけ印象が残ると、あなたの名前も記憶に残りやすくなります。他にも子どもたちが喜んでくれるのが、動物の鳴きマネ。「好きな動物」を紹介するときに練習した成果を披露してみてください。小さいお子さんはびっくりするかもしれませんのでボリュームは控えめに。
得意な楽器を演奏したり、歌をうたったりするのもおすすめです。言葉がまだ分からない子どもたちにとっても「音」は親しみやすく、同時にあなたの特技も伝えることができます。その後、楽器の演奏や歌をねだられるかもしれませんが、子どもたちが積極的に話しかけてくれるきっかけになります。
オリジナル名札は鉄板ですが、クラスの子どもたちの年代に合わせたアニメキャラクターを採用すると効果てきめん。年代を選ばないものでは、ポケモンのピカチュウやアンパンマンなどが人気ですね。キャラクターの顔は名前で隠さず、しっかりキャラクターが判別できるように作ることがコツです。また、名前を覚えてもらうまでは毎日同じ名札を使うようにしてください。
「絵本を読むのが好き」「じゃんけんが強い」「折り紙が上手」など、園児と一緒に行う遊びのなかで得意なものを紹介します。じゃんけんが強い、とする場合はその場で園児たちとじゃんけんを、折り紙が上手とする場合はあらかじめ作ってきた作品を紹介します。お子さんごとに、興味のある遊びは異なりますので、保育士さんごとに得意分野を分けて紹介すると、子どもたちが話しかけてくるきっかけになりやすいです。
自己紹介の内容が決まったら次は話し方です。せっかく魅力的な内容を準備できても、子どもたちに伝わらなければ意味がありません。自己紹介で気を付けたいポイントを説明します。
普段の保育と同じことですが、ゆっくり話すことを心がけましょう。緊張すると自分が思っているよりも早口で小声になってしまうものです。子どもたちも慣れない保育士さんに緊張していますので、いつも以上に意識してゆっくりと話してください。また自己紹介ブックを見せるときは指さしをして、いま話している部分を目で追うことができるようにしてください。言葉を覚えていない園児さんには、イラストと言葉を頭の中で結びつけさせるために指さしが必要です。
笑顔を見せることは子どもたちにとって「この人は味方なんだ」と感じてもらうことに繋がります。そのときに、きちんと顔を向け、目を見ながら微笑みかけることが大事です。複数のお子さんがいますので、順番に顔を向け正面から笑顔を見せるようにしましょう。

話し方や自己紹介ブックの説明は、事前に家で読む練習をしておくことをおすすめします。同僚の保育士さん同士で練習を行うのもありですね。練習を重ねれば重ねた分だけ、子どもたちの喜びが増えると信じて用意に励んでください。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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