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2019.10.02

ホンネ座談会

【保育士インタビュー特別編:3連載】ホンネ座談会:あの保育園を辞めた理由・この保育園を選んだ理由(1/3)

K(インタビュアー):みなさん、こんにちは! 今日は地元・関西で働く3名の保育士さんにお越しいただいています。女性が2名、男性が1名ですね。みなさん保育系の短大を卒業後、新卒で保育園に入職されています。その後、転職されて複数の保育園や幼稚園での勤務を経験された方です。まずは最初に、みなさんが保育の仕事を目指した「きっかけ」からお話いただけますか?

Sさん:きっかけは、自分が通っていた幼稚園の先生に憧れたからですね。中学生になる頃には、もう「幼稚園か保育園の先生になるんだ」って決めていました。

Yさん:私も同じく「幼稚園の先生みたいになりたい」がスタートでした。それからも、子どもにかかわる仕事として小学校の先生もいいかな、と思ったこともありましたが、やっぱり勉強が大変そうだったんで…(笑)。

Tさん:僕は母親が保育士でした。小学校5年のときに母の勤務先で園児に「トントン」って寝かしつけをしたんですね。それでスーッと眠った寝顔を見たときに「将来は保育士の仕事がしたい!」と強く思いました。

男性保育士

K:きっかけはみなさん、幼いころの経験だったんですね。保育士になったことは、ある意味「子どもの頃の夢を実現できた」ということになりますね。では、新卒で入社する前後のお話もお聞きしたいと思います。Sさんはどんな基準で短大を選ばれましたか?

Sさん:そうですね。一番のポイントはさまざまな資格が取れる学校だったことです。実際、卒業したときには、保育士と幼稚園教諭だけでなく、幼児体育指導者やレクリエーション指導者などの資格も取得していました。ケーキ屋さんでアルバイトもしていましたから、相当忙しい毎日になりましたが。

K:Tさんはどうでしたか?

Tさん:当時、リズム系の保育に興味があったのでリトミックを積極的に学べる学校や学部を探しました。ただ、当時は本当に男性が少なかったですね。今でこそ男性も徐々に増えていますが、保育士だった母にも進学するときになって、初めて保育士になりたいことを打ち明けた…みたいな。

K:そのときのお母さんの反応は?

Tさん:好きなようにやっていいよ、って。そもそも、進学であろうと、就職であろうと、結婚であろうと、人生の選択で反対されたことはなかったですね。

K:素晴らしいお母さんですね。Tさんのことを信頼されているんですね。
ところで、Yさんは就職先をどのように決めましたか?

Yさん:私は短大の実習先だった保育園に新卒で入社しました。実習についてくれた先輩がていねいで優しい人だったのが決め手でした。

Sさん:私も実習先に就職しました。

Tさん:僕は実習先からは「男性保育士は採用しない」って宣言されました(苦笑)。だから、男性保育士を採用している園がないか、自分で直接電話して探しました。気になった保育園7~8園に連絡しましたが、全部アウト。そんなときに面接までたどり着けたのが、学校から紹介された保育園でした。

K:面接はどうでしたか?

Tさん:園に行くと新卒の応募者が10名以上来ていました。でも、男は僕ひとり。ここもダメかなぁと思っていたのですが、なんとかパート採用で4月入職できました。ただ、一緒に面接を受けた女性2名は正職員で採用されていましたが。

【ホンネ座談会(2)】に続く

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