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2019.10.16

ホンネ座談会

【保育士インタビュー特別編:3連載】ホンネ座談会:あの園を辞めた理由・この園を選んだ理由(3/3)

K:保育歴10年以上の方ばかりですので、いろんな経験をされていますね。紆余曲折あったみなさんですが、現在勤務されている保育園にはどのようにして転職されましたか?

Tさん:僕は以前の職場で勤務していた先輩に「ウチの系列園で園長募集してるよ」って声をかけていただいたのがきっかけになりました。園見学で、施設の広さや充実度、保育の質の高さ、そして何よりも子どもたちの表情が、これまで勤務してきた園よりもイキイキしていたのが印象的でした。

K:実際に働いてみてどうですか?

Tさん:そうですね。想像通りの保育環境でした。物品の購入についても、現場の意見を聞いた上で、本社がサポートしてくれますし。嬉しかったのは、入社後半年たっても保護者様からのクレームが1件もなかったことです。これは、保育士さんが楽しく仕事しているから、子どもたちが楽しく過ごせている何よりの証拠です。そして、そんな環境を整えるのが、園長である僕の役割だと考えています。だから「10年以上やってきた」という経験値だけでなく、研修を受講したり、書籍を読んだりして、つねに新しい情報をインプットすることが欠かせません。そうしないと、保育士さんへの正しい指導や助言ができませんから。

K:なるほど。やはり園児や保護者、そして保育士さんを取り巻く環境も
どんどん変わっていますし、昔ながらの保育では対応できない場面も見られますよね。

次に、Yさんはどうやって今の園に転職されましたか?

Yさん:私はこれまでに6つの幼稚園・保育園を経験しました。ほとんどはハローワークからの紹介だったのですが、現在の保育園は『ほいとも大阪』のコンサルタントさんからのご紹介がきっかけです。

K:初めて保育士紹介のサービスを利用されたということですね。感想はどうですか?

Yさん:友人から「ほいともってオススメだよ」って聞いたので、電話してみました。その後、相談をしていくなかで、担当のコンサルタントさんからの助言に「ハッ」とさせられたんです。「Yさんはこんなことしたい!あんなことしたい!っていう理想や保育への想いがあるのでオープ二ング園、もしくはオープン間もない施設のほうが力を発揮できますよ、きっと!」
本当に、このアドバイスは心に響きました。実際、私が選んだのはオープンから2年たった保育園でしたので。

K:実際に保育園を訪問しているコンサルタントの情報は貴重ですし、しっかり退職理由や希望条件を伝えることで、自分自身が気づいていない点についてもアドバイスしてもらえますからね。
Sさんはどうやって今の保育園に転職されましたか?

Sさん:私はIndeedで募集しているのを見て応募しました。
オープニングスタッフだったので、みんなでいちから園を創っていけるかな、と。入職したら、逆に「何が正しいか」という基準がないので、手探りになることもありました。それでも、やっぱり意見を出し合える環境ってストレスがないんですよね。保育士さん同士がしっかりコミュニケーションできていれば、園児一人ひとりの状況についても共有できますし、保育士同士の家庭事情にも気遣いできます。その積み重ねが保育士さんにとっての『いい職場』となっていくんだと思います。

K:保育士さんの平均転職回数が3~4回と言われていますが、辞めたい園っていうのは、もともと「入りたかった園」だったはずですよね。「聞くと見るとでは大違い」ともいいますが、保育士紹介のサービスを使用するにしても、ハローワークやindeedで転職先を探すにしても、うわべだけでなく「実際の園の状況」や「働いている保育士さんや園児の様子」など、できるだけ事前に知っておくこと。それが、保育士さんがいい職場に出会えるポイントだということがよくわかるお話でした。

そして、みなさんのようにご自分にぴったりの『いい保育園』で働くことができる方が増えれば、保育士不足や待機児童といった保育に関する様々な問題が解消することになると確信しました。

Sさん、Yさん、Tさん、
本日は長い時間ありがとうございました。

Sさん・Yさん・Tさん:ありがとうございました。

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