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2020.09.02

転職コラム

転職活動する保育士さん!保育園の求人情報で見るべきポイント

保育園の求人情報、ココをチェックしないとダメですよ!

みなさんは、まず求人情報のどこをチェックしますか。給与、勤務地、それとも休日? こうした基本的な情報はもちろん大切ですが、例えば「月給/22万円、勤務地/大阪市北区、休日/月7〜8日」というデータだけで応募を決めるのは危険です。転職してから「こんなはずじゃなかった」「思ってた環境と違う」といったことにならないように、もう少し詳しく求人情報を読みこみましょう。

例えば、月給22万円という数字だけを見て「なかなかいいね!」と思うのは早急。そこに何が含まれ、何が含まれないのかまで、しっかりチェックしましょう。
(A)月給22万円/固定残業20時間(2万5000円)を含む
(B)月給20万円/残業代別途支給(月残業20時間程度)
一見、(A)のほうが高くなっていますが、同じ20時間の残業をした場合、実際は(B)のほうが月収が多くなります。また「賞与3.0ヶ月」と書かれていたら、(B)は20万円×3.0ですが、(A)は固定残業代を差し引いた19万5000円×3.0になることもあります。
さらに給与欄だけでなく、待遇欄もチェック。そこに「処遇改善手当5000円」「家族手当/子1人5000円」「住宅手当1万円」とあれば、月収が2万円も違ってきますから。逆に処遇改善などが「一律手当」として月給に含まれている場合もあります。大切なのは「22万円」という見かけの金額だけで判断しないことですね。
園によっては残業や持ち帰り仕事、土日のイベントが多い場合があります。もちろん求人情報にわざわざ「ウチは残業や持ち帰り仕事が多いです」とは書きませんが、少ない園では「残業少なめ」「事務処理や保護者ノートを家に持ち帰らない方針」と表記していることがあります(表記のない園が必ず残業が多いとは限りませんが…)。土日の運動会や保護者会が多そうな園では、休日出勤手当や代休制度があるかも要チェックですよ。またストレスなく、長く働くためには立地条件も重要なポイント。同じ「勤務地/大阪市北区」でも、東梅田駅〜徒歩5分もあれば、天満駅〜徒歩20分もありますので、交通案内は必見です。さらに車・バイク・自転車など自分が望む通勤手段が認められているかも確認し、自転車なら自宅から何分かかるかをグーグルマップなどで調べてみるのもオススメです。

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転職後の「こんなはずじゃなかった」「思ってた環境と違う」といったミスマッチの中には、保育方針に関わることが少なくありません。「私はこんな保育が好き、こういう保育を目指したい」という思いがあるなら、園の考え方や保育内容も要確認。さらに「結婚・出産後も長く働きたい」のであれば、産休・育休制度の有無もチェックしたいですね。復職を歓迎する方針の園なら、産休取得実績や復職率まで書いていることもありますよ。また認可保育園・企業主導型・こども園などの種別も確認しましょう。形態によって園児の家庭環境や、保育士の数に違いがありますから。

ただし文字数の限られた求人情報内に、保育方針まで書かれているとは限りません。そんな場合は他の求人サイト、園の公式HPなどもチェックして、できるだけ詳しい情報を収集しましょう。もちろん私たち『ほいとも』にご相談いただくのもアリです。各園の状況をしっかり把握している専任コーディネーターが、実際の職場環境や雰囲気まで詳しくお話しします。

簡単30秒!転職相談エントリー

■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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