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2017.11.24

転職コラム

保育士の退職交渉。トラブルを防ぐには

トラブルを防ぐ保育士さんの退職交渉

保育士さんが転職するためには当然、いまの園を退職することになります。できれば保育園や園長さんと揉めることなく円満に辞めたいと、誰もが思うはず。でも保育士さんの人員がギリギリの場合も多いので、強く引き止められることも少なくないようです。そんな説得をくぐりぬけ、気持ちよく退職するために、保育士さんはどんなことを心がければいいのでしょうか。

保育士さん自身が退職の強い意志と覚悟を持つ

例えば退職の理由に「給与への不満」や「残業の多さ」をあげると、「じゃあ、いくら出せばいいの?」「残業を減らせば残ってくれる?」と、引き止めのための交換条件を出されることがあります。でも、まずはそんな条件に惑わされない「強い退職の意志」を持つことが大事です。場合によっては一緒に働いていた保育士さんから、もっとキツい言葉を浴びせられるかもしれない…。そのくらいの覚悟を持って臨まないと、簡単に引き止められてしまいますよ。

強い慰留が予想されるときには、事前に引き止めにくい理由を用意する保育士さんもいるようです。例えば「結婚の準備に入る」「引っ越す」「親の介護が必要」など、自分の意志ではどうにもならない理由があげられます。また体調不良を理由にする場合、少しオーバーに訴えるのもひとつの手段。「もう見ていられないと家族にいわれている」とか病院にかかっている場合は「医者からも療養に専念するよう勧められた」など。それでも信用されない、引き留められるのであれば、医師の診断書を添えるのも有効です。
退職の意志を伝える前に、すでにその園を辞めた先輩や、転職の経験がある学生時代の友人などに相談するのもオススメです。実際にどんな引き止めにあったのか。どうやって話をつけたのか。どのタイミングで辞めたいといって、辞めるまでどのくらいかかったのか…。そのあたりを事前に聞いておけば、心の準備も、保育園との交渉の対策もできるはず。自分が退職するのに苦労した先輩・友人なら、親身にアドバイスしてくれるはずです。
交渉を始める前に、園の就業規則を必ず確認しておきましょう。退職に関する規定があれば、まずそれを守ることが大前提です。もちろん規則さえ守ればいいというワケではありません。園児さんの人数やそれに対する保育士の数など園側の事情も汲み取りながら、できるだけ迷惑をかけないように退職するのが理想です。例えば年度末の3月退職を考えている場合、まず年末12月退社で話をする。交渉の中で「もう少し残ってもらえないか」という説得を受けて、「では3月末まで一生懸命がんばります」と返事をする。そんな駆け引きも必要になってきます。

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