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2019.06.07

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保育園で園児たちが楽しめる七夕の遊び・ゲーム6選

七夕の笹

イベントを盛り上げるにあたってゲームの選択は重要です。ここでは子どもたちが退屈せずに七夕行事を体験できる定番の遊び・ゲームと事前に必要な準備をご紹介していきます。

七夕イベントを保育園で行うねらいの第一は、子どもたちに楽しく過ごしてもらうことですが、本来の目的は七夕を通じての教育にあります。7月7日の日にちを覚えることは記憶力を、絵本や童話で出てくるストーリーは想像力を、自分の願い事を考えることは発想力を養います。 
お誕生日会やお遊戯会などイベントが多い保育園ですが、子どもに七夕を覚えてもらうためにも、喜んでもらうためにも、他の行事と違うことをしたいですよね?保育士として初めて子どもたちと七夕を過ごす方は必見!七夕で遊べるゲームをおさらいします。
短冊に願い事を書いたり、飾りつけたりして、わいわい遊べるのが短冊飾りの醍醐味です。先生たちの見本を見せてから進めると子どもたちも安心です!願い事が思い浮かばないお子さんには、「将来何になりたい?」とか「誰と会ってみたい?」、「何をしてみたい?」など質問をしてあげると願い事のヒントが見つかります。まだ字がかけない園児さんたちの場合は、代わりに願い事と名前を書いてあげましょう。お迎えの保護者さんにお見せすると、喜んでいただけることでしょう。
かわいらしい人形の動きに子どもたちは釘付け!彦星と織姫の人形を作っておくと、子どもたちは七夕をイメージしやすくなります。園によってはプロに頼むこともあるようですが、なかなかそのための予算を取るのも大変ですよね。保育士さんたちだけで人形劇を行う場合には、劇中に子どもたちが好きな歌や曲を挿入してみましょう。まったく知らない話の演劇を見ているよりも、親近感を持ってもらいやすくすれば笑顔も楽しさも倍増です。
大きな舞台がとれない小規模保育園などでは、人形劇の代わりに紙芝居の七夕物語もおすすめ。市販の紙芝居だと毎年同じものになってしまいますので、保育士さんで絵の得意な方がいらっしゃれば手描きで作成するのも一案です。また、園児さんに手伝ってもらいながら一緒に作った紙芝居なら、本番でも盛り上がることうけあい、です。
天井や壁面を使って、天の川に見立てた飾りつけをしてみましょう。色紙や色画用紙から切り絵で作る方法、色紙で作った輪っかをつなぐ方法、黒い画用紙に星型の色紙を張り付ける方法など、作り方は様々ですので、クラスごとに作り方を変えてみても面白いですよね。みんなで作った天の川を高いところに飾り付けるのは保育士さんの役目。飾り付けを園児さんに見学してもらいながら、あくまで眺めるものであることを理解させましょう。
クイズであれば、七夕にちなんだお題であると子どもたちの七夕への理解も深まります。七夕のことを人形劇や紙芝居で説明した後に「1年に1度、織姫と彦星が会うことが許された日はいつ?」「七夕の夜に空にかかる川の名前は何?」など、園児さんたちが答えやすいクイズを出しましょう。自分から手をあげてこたえるのが恥ずかしがるようなお子さんには、保育士さんが一緒に手をあげてお手伝いしてあげましょう。
彦星・織姫のイラストを用意して間違い探しのゲームを行います。遊び方ですが、彦星と織姫のイラストを2枚ずつ準備し、それぞれ1枚はイラストの一部を切り抜いておきます。切り抜いたパーツどこにあてはまるか、を間違い探しとして出題します。また、切り抜いたパーツを部屋に隠して、子どもたちに探してもらうといった遊び方もアリです。
定番の遊びやゲームをご紹介してきましたが、いずれも作るところから子どもたちと一緒に行うと、同じゲームでも違った楽しみ方ができるものです。また今年一緒に遊んだ園児さんたちが来年も七夕を楽しみにしていれば「覚えてもらうことができた」と保育士としても七夕イベントが成功した実感を得ることができます。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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