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2019.11.27

転職コラム

保育士さんが転職するのに最適なタイミングとは?時期と経験年数を解説!

保育士さんが転職するのに最適なタイミングとは?時期と経験年数を解説!

保育士として働いていると、職場の雰囲気や働く時間帯、働き方が自分に合っていないのかも? もっと良い条件が揃っている勤務先があるのでは? と思うこともあるかもしれません。今回は保育士さんが転職するのに最適なタイミングをご紹介します。

転職したい!と心の中で考えていても、現在働いていらっしゃる場合は、いつだって転職できるというワケではありません。そんな現職の保育士さんが転職するのにおススメの時期はいつになるのでしょうか。
10月頃になると、保育園では園長先生などとの面談が始まります。今、どのような状態で働いているのか、来年度希望するクラス、この職場で仕事を続けていく勤続の意志があるかどうか…を確認するための個人面談です。園側は保育士さんへのヒアリングを実施して、来年度の職員数を調整します。そのため、面談後に保育士さんが足りないことが分かった保育園が次々と求人を出し始めるのです。
年間を通じて最も保育士さんの求人情報が多く揃うのは年度末の2~3月です。お仕事しながら求人をチェックするのは大変ですが、年度初めとなる4月から新しい職場での勤務を始めたいなら、遅くても2月下旬までにエントリーして、面接も受けておきましょう。
クラス担任を持つ保育士さんが新しい職場で働き始めるのは、年度初めからがベスト。慣れ親しんだ担任の先生が途中で変わってしまうことは、園児にとってストレスになりますし、保護者の方も無責任に感じるなど良い印象を与えません。いったん担任を持ったら、学年が変わるまで担当することが好ましいです。一方で、担任を持たずに働く保育士さんは、クラス担任を受け持つ保育士さんに比べて、注意すべきタイミングというのはほとんどありません。余裕をもって引き継ぎできるよう事前に上長に報告するようにしましょう。
転職する際は引継ぎもあるので、なるべく早めに上長に報告するようにしましょう。次年度の配置を考えている園長先生との面談で伝えるのがいいでしょう。言い出せなかった場合は、遅くても保育園を辞める1ヵ月前には退職の意志を伝えてください。
求人中の園は、それぞれが条件を提示しています。その中で、特に注意して確認したいのが、「経験年数」と「年齢」になります。「実務未経験でもOK」と書いてある求人もあれば、「○年以上の経験ある方」と明記されている場合もあります。ここでは、転職と経験年数・年齢についてご紹介します。
20代は、保育の仕事にも少しずつ馴染み、体力があって、考え方も柔軟なことから、比較的転職しやすい年代といえるでしょう。また、この年齢層であれば長く勤務してもらうことができる、と園側は考えます。自分の考えを持ちつつも、園の方針をしっかりと身に着けてもらえる20代は、採用する園から見ても魅力的に見える年代です。この年齢層の方々であれば、経験が浅いため、年度初めである4月入職を目指した転職がおススメです。新卒採用の保育士さんと同時にスタートできるため、説明やオリエンテーションなど手厚いバックアップを受けられる可能性が高いからです。
「30代は一番転職しにくい世代」だと考える方もいらっしゃいます。確かにこの年代は、結婚・出産・育児と今までの生活とは異なる環境になる方が多いかもしれません。子育て世代の中心となる30代は、産前産後の産休・育休を取得する方や妊娠を機に退職される方も増えます。そこで30代の保育士さんは年度途中の求人に目を向けていただきたいと思います。年度途中の求人がある=年度途中で退職した保育士さんがいて早急に新たな保育士さんを求めている園ですから、今すぐ働ける30代の方であればチャンスはたくさんあります。
出産・子育てがひと段落して、保育士としての経験年数や実際の子育て経験をもとに勤務先の幅も広がるのが40代になります。若い先生だけでは経験が乏しい場面も出てきます。そんなときに40代の経験豊富な保育士さんがいてくれると安心です。主任などの役職へのステップアップも叶えられるかもしれません。面接のときには、これまでの経験や自分ができること・やってみたいことをしっかりと転職する園に伝えることが大切になります。

保育士さんが転職するのに最適なタイミングは、年末から年度初めの3月初旬までです。また、新しい求人が出始めるのは秋頃からで、それ以降はたくさんの求人情報が出てきます。自分がどんな環境でどのように働きたいのか、私生活でのライフステージをしっかり考えた上で、楽しく働ける職場を見つけてくださいね。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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