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2020.01.08

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保育園での節分の過ごし方。その由来と行事についてのおさらい。

保育園での節分の過ごし方。その由来と行事についてのおさらい。

2月3日は節分の日です。各園では保育士さんが鬼役になって、子どもたちに豆まきをさせる楽しい行事のひとつになっていると思います。子どもたちに日本の文化を正しく伝えるために、節分の由来や行事の内容について、おさらいしておきましょう。

季節を分けるとかいて、節分。本来は季節が始まる日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日を指してそう呼ぶのですが、現在では立春の前日である2月3日のみを指すようになっています。

節分と言えば、鬼や豆まきを連想します。鬼は季節の変わり目に生じる邪気、豆まきはその邪気払いを意味します。日本の四季は春から始まるので、立春の前日である節分は言わば大晦日。旧年の邪気払いと、次の年の無病息災を願い、豆をまいて怖い鬼を払うというわけです。豆は邪気を払える食べ物として福豆と呼ばれており、年齢の数だけ食べると一年を幸せに過ごせるとも言われています。

また、節分に食べるものとしては「恵方巻き」もありますよね。恵方巻きは、福を巻き込んでいる食べ物ということで、縁起が良いといわれています。その年、その年で決められた方角を向いて、無言で最後まで食べきるのが風習です。

これらの内容を説明しても、園児には理解することが難しいはずです。とはいっても、説明せずに、ただ怖い鬼に豆を投げるだけの行事になってしまってはもったいないですね。子どもたちに節分行事の意味を理解してもらうには、絵本や紙芝居、保育士さんによる劇など、子どもたちが興味を持てるものを活用することがおすすめです。鬼とは何なのか、何のために豆を投げるのかを絵本で読み聞かせしたり、身振り手振りを交えて楽しく伝えるのが一番。「節分は、新しい一年が始まる前に、鬼を追い払って幸せに過ごそうという行事」ということさえ伝われば、子どもたちにとっても意味のある節分になります。

保育園での節分の過ごし方。その由来と行事についてのおさらい。

節分の意味を伝えることができたら、次は節分に向けて子どもたちと準備を始めましょう。
節分といえば鬼と豆。鬼のお面をつくったり、牛乳パックを使って豆をいれる枡を用意したりして、2月3日に備えます。鬼のお面づくりは、印刷したものに塗り絵のように色を塗るだけでも、楽しいですね。豆まきをしない場合は、みんなでオリジナルお面を作成して、持ち帰ってもらうと保護者の方にとっても思い出になります。

いよいよ節分当日。園内で大人が鬼役になって、園児たちに「鬼は外!福は内!」と豆を投げてもらいます。子どもたちそれぞれの反応があるかと思いますが、年齢に合ったフォローをしましょう。鬼を怖がる小さな子どもたちには「守ってあげるよ」「いっしょに豆を投げれば大丈夫だよ」、鬼をやっつけようと頑張る大きい子どもたちには「鬼から守って!」とやる気が出るような声かけもいいですね。あらかじめ節分についての知識を伝えることができていれば、怖いだけの節分にはなりません。豆まきが終わった後は、綺麗な教室で新しい一年を迎えられるように、子どもたちと園内の掃除をしましょう。

節分の意味や由来を知って、楽しい節分イベントを行うヒントになりましたでしょうか?保育士さんが節分について分かりやすく伝える工夫をすれば、子どもたちも意味を理解してくれるはずです。豆や恵方巻きについては、それぞれの保育園やご家庭での食育方針があると思います。特に、それぞれのご家庭で恵方巻きを食べてもらう際は、食べやすい大きさにカットしてもらうことを保護者の方にお伝えしてください。また、保育園で豆まきを行う場合、大豆アレルギーをもつ園児さんへの配慮も必要になります。この記事を参考にして、楽しい節分イベントを迎えてくださいね。

■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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