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2020.09.23

転職コラム

保育園の面接でガチガチに緊張した保育士さん、いませんか?

保育園の面接でガチガチに緊張したこと、ありませんか?

私たち『ほいとも』は保育士さん専門の転職エージェントとして、たくさんの求職希望者の方と接しています。そんな中で面接について尋ねると、「緊張して言葉に詰まってしまった」「うまく自分のことを伝えられなかった」「頭が真っ白で聞きたいことを聞けなかった」…といった声が大半。つまり、ほとんどの方が「面接が苦手」なのです。転職を成功させるために、これ少しでも克服したいと思いませんか。

「虫が苦手」や「辛い物が苦手」などは、なかなか克服できるものじゃありません。でも「面接が苦手」は、例えば「面接担当がどんな人かわからない」「きっと私を落とすための面接なんだ」「何を質問されるかわからない」「ちゃんと答えられるか心配」といった気持ちの部分が大きく、この意識さえ変えれば意外と克服できるのです。まず、面接は応募者を落とすためのものではありません。園側がよりよい採用をするために、そしてあなたが「自分に合う園かどうか」を見極めるために、お互いを知る場です。だから立場は対等。気になることは、積極的に質問してもいいんです。面接担当については事前に電話などで「どなたが面接されるんですか」と確認しても構いません。きっと「園長です」「人事の私が行います」と答えてくれるはず。誰かが分かるだけでも、少し気が楽になりますよ
何度か面接を受けたことがある人ならお分かりだと思いますが、「質問されること」はだいたい決まっています。それをきちんと想定し、しっかり答えを準備しておけば「何を聞かれるのか」「ちゃんと答えられるか」といった不安も薄れるはず。ここで「よくある質問」と「答え方の例」をまとめておきましょう。
<まずは自己紹介をお願いします>
フルネーム、出身大学、職歴(園名・勤続年数)の順で答えるのが一般的です。そのあと、職歴の続きとして具体的な仕事内容・担当業務、得意なスキル(ピアノ・手遊びなど)に触れましょう。あくまで自己紹介ですので、あまり長くなりすぎないように。
<あなたの長所と短所を教えてください>
長所と短所は『表裏一体』として話すと、まとまりがよくなります。例えば「(長所)何事にも慎重ですが、(短所)時にそれが優柔不断になることも」「(長所)いつも穏やかな気持ちで仕事に臨んでいますが、(短所)たまに、のんびり屋といわれることも」…という具合です。基本的に長所を最初に、長めに話すのがポイント。自慢げになるのがイヤな場合は「まわりからは、いつも明るいところがいいといわれます」といった話法もアリです。
<転職しようと思ったのはなぜですか>
「残業ばっかりで」「お給料が安くて」「人間関係がひどくて」など、前の職場の批判に聞こえるのは感じが悪いですね。ネガティブな理由もポジティブにいい換えると印象が違います。残業なら「職員の仲がよく、全員の仕事が終わるまで誰も帰らない園でした。でも私は時間を効率的に使い集中力を高めるほうが良い保育ができると考え、転職を決意しました」、給与の場合は「新人教育などでは園長から高評価をいただきましたが、給与に反映されることが難しい園でした。能力に応じた評価をいただける場で自分を伸ばしていきたいと考え…」というように、です。
<当園を志望した理由を教えてください>
実際は「家から近いから」「お給料がいいから」かもしれませんが、ほかに魅力を感じるところも考えておきましょう。大切なのは事前に園のHPや求人サイトをしっかり読み込むこと。その上で「残業や持ち帰り仕事をできるだけ減らそうという方針が、メリハリをつけて働きたい私にピッタリだと思いました」「若手にも積極的に仕事を任せていく環境のようで、ここなら成長できると感じました」というように、最後に自分の思いや考えと関係づけるのがミソです。転職理由と連動させ、一貫性を持って話ができればベストですね。

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もちろん紙に書いたり、パソコンに打ち込んでまとめることも大切です。でもそれを暗記するだけでは、当日の緊張感を拭えないかもしれません。一度は声に出して、自分の言葉で、自分の話し方で練習しておくことをオススメします。もし『ほいとも』にご相談いただければ、専任のコーディネーターが質問の想定・準備もお手伝いしますし、模擬面接にもおつきあいします。コーディネーターの中には「実は私も面接が苦手だった」「いまも初対面の人と話すのは緊張する」という人もいます。でも、だからこそ、みなさんの不安を理解して、お一人ひとりの気持ちに寄り添ったアドバイスをさせていただいています。

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■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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