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2020.10.28

転職コラム

入社したい保育園には「面接のお礼状」で保育士さんもアピール!

本命の保育園には、「面接のお礼状」で最後のひと押し!

面接が終わって結果を待つ間に、まだできることがあります。「ぜひここで働きたい」「いくつか受けた中でここが本命」という保育園に対して、面接のお礼状を書くことです。もちろんこれ、単にお礼だけが目的ではありません。礼儀正しいことをアピールしながら、「ぜひ採用してほしい」と最後にひと押しする有効な手段。できれば面接当日に書いて投函するのがベストです。実際、お礼状が決め手となって採用が決まるケースも少なくありませんよ。

ぜひここで働きたいと思ったけど、園側の思いがわからない。面接で手ごたえはあったけど、他にも候補者がいるみたい。こんな時は「お礼状」で印象をアップし、ライバルに差をつけましょう。そこで気をつけないといけないのがマナーです。せっかくのお礼状も礼儀を欠いていたら逆効果ですから。まずメールやLINEで、というのは避けましょう。必ず封書かハガキで、手書きで、書式は縦書きで、です。横書きはビジネスマナー上、目上の人には失礼とされていますので。使うのは黒のボールペンか万年筆。「間違うかもしれないから」といって、消せるボールペンを使うのはダメ。「じゃあ間違ったら修正テープで」というのもダメ。間違えないように丁寧に書くことが基本ですが、もし間違えたら新しい便箋・ハガキを用意してイチから書き直しましょう。できれば別の紙に鉛筆で下書きし、最後に清書するという書き方がオオスメです。もちろん書き上げた後の誤字脱字チェックなども忘れずに
まず、書き出しは『拝啓(結びは「敬具」) 』か、より丁寧に『謹啓(結びは「謹言」) 』です。『前略(結びは「草々」) 』は身近な人への手紙になってしまいますので、使わないように。次に宛先ですが、会社や園宛なら「~御中」、採用担当や園長宛なら「~様」。ただし「株式会社〇〇〇〇御中 〇〇〇〇様」と一緒に使ってはいけません。この場合、「株式会社〇〇〇〇 〇〇〇〇様」と、最後の「様」だけでOKです。構成は「前文…挨拶・感謝のことば」、「主文…面接の感想や自分の気持ち」、「末文…結びの挨拶」、「後付…日付・差出人」の順が基本。宛先は差出人の後でも構いません。担当者名が分らない場合は「面接ご担当者様」でも大丈夫。例えばこんな感じです。
お礼状例
面接で何を感じたか、どんな園に見えたかなどを踏まえ、自分の考えや、なぜここで働きたいと考えたかを綴る「主文」こそが、お礼状のメインです。ここでは敬語やマナーに気をつけながら、思いが伝わるように文章を練りましょう。例えば「面接で若い保育士が多いと聞き、実際に彼女たちがイキイキ働く姿も見た→ここで同年代の仲間と一緒に成長していきたい」、「前職では残業や持ち帰り仕事の多さに悩んでいたが、面接で働き方改革に取り組んでいると聞いた→ここなら事務処理などを効率的に済ませて保育の仕事に力を注げると感じた」のように、まずストーリーを考えるのがいいかもしれません。そんなストーリー思いつかない、そもそも文章苦手だし…という人は、ぜひ『ほいとも』にご相談ください。専任のコーディネーターが、お礼状の文面はもちろん、その前段階の面接対策や履歴書の書き方から親身になって相談に乗りますよ。

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■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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