SPECIAL

2020.11.18

転職コラム

実は保育士さんの給与が全国平均の1.34倍の京都

【保育士するなら関西で!】実は給与水準が全国平均の1.34倍の京都!

「東京へ出ようと思ったけど、京都のほうが魅力的だったから」と、いま京都で保育士として働く地方出身者が増えています。彼女たちによると「けっこうお給料がいい」「一人暮らしをしやすい」「通勤ラッシュがない」「保育園の雰囲気がいい」「実は美味しいパン屋さんが多い」…とのこと。そんな京都の魅力を、データをもとにご紹介します。

「いやいや、やっぱり日本でいちばん給与がいいのは東京でしょ」と思われるかもしれません。確かに東京が最高かもしれませんが、京都も負けてはいませんよ。
<全国平均> *「公益社団法人京都市保育園連盟資料(令和元年度)」より
◆所定内月給/23.8万円 ◆年間賞与/70.1万円 ◆推定年収/355.7万円
<京都市の平均> *「令和元年 賃金構造基本統計調査」より
◆所定内月給/27.5万円 ◆年間賞与/145.6万円 ◆推定年収/476.1万円
なんと全国平均の1.34倍という水準ですが、これにはキチンとした理由があります。実は京都市では保育士の処遇改善のために、約50億円の独自予算を投入しているんです。そのうち約21億円はまさに保育士の「やる気」と「頑張り」に直結する予算。厚生労働省によって「保育士の技能・経験を処遇に反映させるキャリアアップの仕組み」が導入されたことに伴い、そのための専用予算21億円を確保しているんです。
https://www.city.kyoto.lg.jp/hagukumi/page/0000235481.html
東京で一人暮らしをするとなると、社会保険料などを除いてひと月にこれくらいのお金が必要だといわれています。
◆家賃7万6000円 ◆食費4万3000円 ◆光熱費9000円 ◆通信費9000円 ◆他5000円
ザックリですが、合計で14~15万円になりますね。これに対し京都市内では1Kの部屋が4万円台からあります。大学が多い京都は典型的な「学生の街」で、伝統的に家賃が安いんです。物価も東京と比べると低く、月10~11万円(東京の約70%)で暮らせるといわれています。さらにさらに、京都市には保育士さんだけを対象とする独自の「借り上げ住宅制度」があり、なんと月額6万5000円までの家賃がタダになります。だからちょっといい部屋に住んでも、平均月給27.5万円で実質の生活費は6~7万円。ただし「借り上げ住宅制度」には諸条件がありますので、詳しくは京都市のHPをチェックしてくださいね。
https://www.city.kyoto.lg.jp/hagukumi/page/0000236350.html

保育の転職相談はこちら

東京で働く保育士さんから、こんな話を聞いたことがあります。「とにかく通勤ラッシュが苦痛」「保育士の入れ替わりが激しいので一緒に働く上で連携が取りづらい」「保育園の効率化が進み、すべきことが決まっているので常に忙しい」「待機児童が多く、子供を預けたいという問い合わせも多い」…。それに比べて京都は市の政策もあって定着率も向上中。保育園も、街自体も、あくせくしない雰囲気で、「働きやすい」「暮らしやすい」という声をよく耳にします。これは余談ですが、実は京都は全国47都道府県の中でパンの消費量が第1位。和食のイメージが強いかもしれませんが、美味しいパン屋さん、ケーキ屋さんが多いんです。休みの日には「世界遺産+パン屋さんめぐり」なんていうのも、いいかもしれませんよ。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

簡単30秒!転職相談エントリー

Search

Monthly Archive

一覧ページへ