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2021.06.02

転職コラム

『パート・アルバイトの職歴』も応募書類に書いていいの?

『パート・アルバイトの職歴』も応募書類に書いていいの?

履歴書の『職歴』の欄には、正社員としての職歴しか書けないなんて思っていませんか。保育園に出すんだから、保育士以外の仕事は関係ないと思っていませんか。保育士になる前にしていた事務のアルバイト、保育士を離職していた間のスーパーでのパート、学生時代にやっていたカフェのバイト。どんな業界のどんな職種の経験も立派なキャリアです。きちんと履歴書に書きましょう。

これ、いちばん多い質問です。例えば保育系の短大を卒業して、別の業界でバイトをしていたけど、やっぱり保育士になりたいと思って応募する場合。職歴を書かないと「いままで遊んでいたのかな」と取られかねません。また、いったん保育士を辞めて復職したいと応募する場合、この間の職歴がなければ「しばらく何をしていたのか?」という疑問を招きます。ちゃんと働き続けていることを知ってもらうためにも、短期や単発の仕事を除き、3ヵ月以上続けた仕事なら、しっかりと職歴欄に書くのが基本です。書き方はパート・アルバイトでも「入社・退社」で大丈夫。ただし正社員と区別するため、「アルバイト」と注釈をつけるほうがいいでしょう。
《記入例1》
令和元年3月 ◯◯短大◯◯◯◯科 卒業
令和元年4月 株式会社◯◯商事 入社 事務職に従事
令和2年8月 一身上の都合により退社
令和2年9月 カフェ◯◯◯◯ 入社(アルバイト) ホール業務に従事
       現在に至る
《記入例2》平成28年3月 ◯◯大学◯◯◯◯科 卒業
平成28年4月 社会福祉法人◯◯◯◯ 入社 ◯◯◯保育園にて保育士として就業
令和2年3月 一身上の都合により退社
令和2年9月 スーパー◯◯◯◯ 入社(パート) レジ業務に従事
令和3年2月 4月より正社員で保育士への復職を目指すために退社
《記入例1》の場合、面接で必ず「卒業後、どうして事務の仕事を?」「退職後、なぜアルバイトで?」と聞かれます。そのために事前にしっかりと答を用意しておくことが大切です。例えば「新卒で保育士を目指して就職活動をしていましたがご縁がなく、一般企業に就職しました」「退職後、次にやりたい仕事を見つけるまでの間、生活のためにアルバイトをしていました」というように。さらに再び保育士を目指した理由として「保育士になった友人の話を聞き、私ももう一度、保育士の道を目指そうと思いました」といった答まで準備できていれば完璧ですね。《記入例2》の場合も同様です。例えば「夫の転勤に伴い前職を9月に退職しましたが、保育園に正社員として入社するなら新年度のタイミングだろうと考え、その間はパートで収入を得ることを選びました」などです。いずれも「納得感のある理由」が答えられれば、印象を悪くすることはありません。
別の業界の仕事であっても、それがパート・アルバイト勤務であっても、保育士としての仕事につながるような経験は、職歴欄や別紙の職務経歴書で詳しく書きましょう。例えば、事務のアルバイトでExcelの表計算まで行っていたこと、カフェでホールリーダーを務めていたこと、イベント会社のバイトで企画にまで携わっていたこと…。PCスキル、リーダーシップ、企画力などは、保育園でも求められる能力ですから、書いておいて損はありません。
また学生時代のバイトは、基本的に職歴に含めてはいけませんが、これも保育士につながるような内容であれば『自由記載欄』などに書き込むという手があります。「保育園での保育補助」はもちろん、家庭教師や塾講師、子ども服ショップ、子ども写真館など、子どもと接する仕事や子ども好きが伝わる仕事も好印象。ホテル、高級飲食店、コールセンターなどで正しいことば遣いを身につけたことも、保護者対応に役立つと受け止められるかもしれませんよ。
私たち『ほいとも』は保育士専門の転職エージェントとして多くの保育士さんの転職をサポートしています。「アルバイトの職歴しかなくて自信がない…」「Wワークの場合、履歴書はどう書くの?」といった場合は、ぜひ気軽に相談してください。魅力的な履歴書や職務経歴書の書き方、「なぜアルバイト?」の理由づけ、面接での答え方など、なんでもお手伝いしますので。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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