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2021.07.21

転職コラム

ほいともアドバイザーが感じる保育士さんのスゴいところ

キャリアアドバイザーが感じた「保育士さんってスゴい!」

保育士専門の転職エージェント『ほいとも』では、私たちキャリアアドバイザーが毎日、多くの保育士さんと接しています。そんな中で感じるのが「保育のプロ」としての意識の高さや想いの強さです。私たちも「転職のプロ」として平静を装って面談を行っていますが、心の中では「感動する」「尊敬する」「ビックリする」「勉強になる」ということばかり。今回は日々感じている「保育士さんってスゴい」という気持ちを、包み隠さず告白してしまいます。

私たちがキャリアアドバイザーという仕事を知ったのは早くても大学時代。幼い頃の夢は大工さん、ケーキ屋さん、お姫さま…というメンバーばかりで、中には「何になりたかったのかさえ覚えてない」という人もいます。でも保育士さんたちの話を聞いていると、「弟や妹の面倒をみるのが好きだったから」「自分が通ってた保育園の先生に憧れて」など理由は様々ですが、小さい頃から「ほいくえんのせんせい」になりたかったという人が本当に多いんです。その夢をずっと持ち続けて小・中・高校時代を過ごし、ちゃんと保育科へ進学して実習を経験して資格を取得して、実際に保育士になるなんて、もう尊敬しかありません。とにかくカッコいいです。私たちは誰も大工さんやケーキ屋さんになっていませんし、そのために何か努力や勉強をしたという者さえ一人もいませんから。
大工さんに憧れていたキャリアアドバイザーは、小学校では図工の時間がいちばん楽しくて、いまもモノづくりが大好きだといいます。でも壊滅的な不器用さを自覚し、その方面の仕事に進まなかったそうです。そんな彼女を含め、私たちがいつも驚いているのが、保育士さんのつくる制作物のクオリティです。仕事柄、保育園を訪問する機会も多いのですが、そこで目にする展示物や飾りつけにはいつも本当にビックリさせられます。カワイイ。色づかいが鮮やか。そして子どもたちを楽しませようという思いがビンビン伝わってくるんです。でも美術やPOP制作を専門的に学んだという保育士さんには、これまで出会ったことがありません。みなさん、現場で工夫しながらスキルを身につけたというんですから、もう参りました。
この世の中にラクな仕事なんてありませんが、保育士さんの仕事は特にたいへんだと実感しています。いろんな子どもたちだけでなく、保護者対応や地域対応までこなしたり、残業や持ち帰り仕事が多かったり…。責任も大きいですし、体力的にもキツいんじゃないでしょうか。でも面談の中で保育士さんが口にするのは「たいへんだけど子どもたちが可愛くて」「一日一日、変化・成長する子どもたちの姿を見るのが楽しい」といった話。もちろんちょっとしたグチをこぼす人もいますが、圧倒的に多いのは仕事のやりがいなどの前向きな話題です。さらに仕事の話を詳しく聞いていると、ごはんの食べさせ方、遊びの取り入れ方、声のかけ方などに関して、保育士さんごとに「私はここを大事にしている」といった“こだわり”があります。みなさん「保育士としてこうありたい」という自分の軸を持っているんですね。そんな強い軸がありながら「何年も保育士をしているけど、正解がないんです」「いまも毎日が勉強です」だなんて、もう頭が下がります。心から保育士の仕事が好きで、ずっと探究心・向上心を持ち続けている。本当に素敵だと思います。
多くの保育士さんの話を聞いて思ったのは、私たちが幼い頃に通っていた保育園の先生も、きっと私たちのことを真剣に考え、毎日やさしく接してくれていたんだということです。いまさらながら、ありがとうございました! 今、私たちは保育士さんの転職をお手伝いする立場ですが、逆に保育士さんから「誰かのために一生懸命になる」という姿勢を学ばせてもらっています。もっともっと保育士のみなさんのお役に立てるよう、私たちも探究心・向上心を持ち続けたいと思います。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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