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2021.08.11

転職コラム

「ママさん保育士」としての職場復帰、面接でコレだけは確認しておきたい!

「ママさん保育士」としての職場復帰、面接でコレだけは確認しておきたい!

結婚や出産を機に退職し、お子さんが幼稚園や小学校に上がるタイミングで職場復帰する保育士さんが増えています。ただ久しぶりの仕事なので、「若い頃のような仕事量や残業をこなせるか」「子どもが急に熱を出したりしたとき休めるのか」「平日の学校行事などに参加できるのか」といった不安を伴うのも事実。安心して復職するために、今回は面接で確認しておくべきポイントをお教えします。

育児をしながら働く保育士さんが在籍しているかどうか。まずはココを確認しましょう。ママさん保育士がたくさんいる園なら、子育てと両立しながら働くことへの理解が深く、ママさん同士の協力体制が整っている可能性が高いからです。正社員での復職を目指すなら「正社員として働くママさんがいるかどうか」、パート希望なら「ママさんパートが何人くらいいるか」などをしっかり確かめましょう。さらにママさん保育士が多く集まる園には、「働きやすさのヒミツ」があるはずです。園としてどんな人員配置を行っているか。独自の支援制度などがあるのか。どんな方針で環境づくり・体制づくりを行っているのか。そのあたりも合わせて確認しておきたいですね。
ママさん保育士にとっていちばん大事なのは勤務シフトです。正社員希望なら休日の日数や曜日、終業時間、残業の有無などを確認。パートなら週何日以上、1日何時間以上から受け入れてもらえるのかを、きちんと確かめましょう。もちろん、こうした条件は求人サイトなどにも明記されていますが、実はイベント前は残業が多かったり、こっそり時短勤務制度が設けられていたり…ということもあります。気になることは遠慮なく質問しましょう。また「持ち帰り仕事」の有無も、家事・育児を抱える主婦にとっては大問題。ココもちゃんと確認しないといけません。ただし単刀直入に「持ち帰り仕事は多いですか?」とは聞きにくいですよね。そんな場合は「勤務時間内にできることは、できるだけやりたいと思っているのですが…」と前置きした上で、「貴園ではどんな方針ですか?」のように質問するのがいいかもしれません。「ウチでは所定勤務時間内に、事務処理をしたり制作物をつくったりする時間を確保しています」という園なら、安心して働けますよね。
学校行事や参観で平日に休みを取りたい。子どもの発熱などで急に休まざるを得なくなる。ママさんにとっては避けて通れない状況です。こんなときに園がどう対応してくれるかも、あらかじめ確かめておきたいですね。まず事前に予定がわかっている学校行事や参観などで平日の休みを希望する場合は、「何日前までに申請すればいいか」を確認しましょう。そして急な休み希望については「子どもが急に体調を崩したりした場合、みなさんどうされていますか?」と質問してみましょう。「ウチはフリーの先生も多く、ゆとりを持った人員配置をしているので、その日の朝の連絡でも大丈夫です」といった園なら大安心。「お子さんを持つ職員が多いので“お互いさま”という気持ちが強く、みんなでカバーし合っています」という園でもひと安心ですね。
子育てしていることをハンデだと考える必要はまったくありません。自らの育児経験は保育士としても重要なキャリアです。最近は「子育て経験のある保育士」を求める園も多く、そのために受け入れ態勢を整えているケースも少なくありません。自信を持って復職を目指しましょう。それでも「まだ不安がある」「働ける日数や時間が限られている」という人は、ぜひ『ほいとも』に相談してください。専任のキャリアアドバイザーが「ママさん歓迎」の園を探し、質問しにくい条件面なども現場に行って確認してきます!
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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