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2021.09.01

転職コラム

面接中の『気まずい沈黙』を打ち破る必殺技、保育士さんに教えます!

気まずい沈黙

保育園の面接であまりしゃべれなかった。途中で黙ってしまうことが多かった。面接がすぐに終わってしまって、不完全燃焼だった。会話が弾まなくて、いい雰囲気じゃなかった。そんな経験はありませんか。特にお互いにことばが出ず、沈黙状態になってしまうと気まずいですよね。今回はそんな沈黙を打ち破り、面接の雰囲気を盛り上げる方法を伝授します。

ついつい「あんまり話せなかった私が悪いんだ」と考えてしまいますが、沈黙は決して自分だけのせいじゃないんです。私たち『ほいとも』は保育士専門の転職エージェントとして、毎日たくさんの転職希望者の方々と接していますが、同時に保育園の採用サポートも行っています。そこで園長先生などからよく聞くのが「面接で何を質問していいかわからない」「私のほうも緊張してしまう」といった声です。大きな福祉法人や株式会社なら専任の人事担当者が面接官を務めることが多いんですが、小規模な園では園長が面接を行うケースがほとんど。実はその園長が「面接に慣れてない」という場合が少なくないのです。面接するほう・されるほう、両方が緊張していたらなかなか会話も弾みませんよね。
「今日は電車でお越しですか?」「はい」「…………」。「特技はありますか?」「絵を描くことです」「…………」。「運動はお好きですか?」「いいえ、あまり」「…………」。もうわかりましたね。一問一答のようなやりとりで、次の質問を待つ間に沈黙が生まれがちです。特に「はい・いいえ」でしか答えようのない質問だと、こうなりますね。さらに沈黙が度重なると面接の場の緊張感がますます高まってしまいます。「でも質問される側だから、こちらから次の話題を切り出すわけにもいかないし…」。確かにそのとおりですが、こちらから切り出さなくても沈黙を打ち破るいい手があるんです。
例えば「今日は電車でお越しですか?」の質問に「はい」と答えたあと、こう続けてみてはどうでしょう。「はい電車です。いま働いておられる先生方も電車通勤が多いのでしょうか?」と。すると面接官から「そうですね、8割ほどが電車ですね。あとはお近くで自転車通勤の先生もいます」といった答えが返ってきて、そこから会話が続くはずです。「特技はありますか?」の場合は「絵を描くのが得意ですが、仕事の中で活かせる場面はございますか?」と聞き返してみましょう。「もちろんありますよ。運動会の入場門を作るときなどは絵の得意な先生が大活躍です」「そうなんですか。もし働かせていただけることになれば、ぜひ私もそこに参加させていただきたいです」「いやぁ、それは助かります。いまは一人の先生にかけている負担が大きいので」…。面接の場が一気にいい雰囲気になりますよ。
それでも「うまくできるかなぁ」と心配な人は、ぜひ一度『ほいとも』に相談してください。キャリアアドバイザーが「面接に慣れてなくて緊張している園長先生」をうまく演じて、模擬面接を行いますから。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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