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2021.09.22

転職コラム

ダブルワークで保育士。副業のメリットと注意点!

『Wワークで保育士』そのメリットと注意すべきポイント!

最近、副業で保育士をしたいという相談が増えています。「飲食店でバイトしてるけど、シフトを減らされて」「レジのパートだけじゃ収入が足りなくて」…。そこでせっかく持っている保育士免許、かつての保育士経験を活かしてWワークを、という相談です。また「いま学童保育で週3日働いてるけど、空いてる日に保育園でも働きたい」というケースもあります。いずれの場合にもWワークをすれば確実に収入は増えますし、新しい人間関係やヤリガイが生まれるかもしれません。でも注意すべき点も、いくつかあるんです。

いまやってる仕事を『本業』、追加で始めようとする保育士のパートを『副業』とします。本業・副業を合わせて1日8時間以内・週40時間以内なら、労働基準法では問題ナシ。でも本業の勤め先がWワークを許可しているか、きちんと確認する必要があります。「別に正社員じゃないんだから自由でしょ」とタカをくくってはいけません。企業によっては社員だけでなく、パート・アルバイト従業員の副業まで就業規則で禁止しているケースもタマにあるんです。「ウチはWワークOKだから大丈夫!」と喜ぶのも、まだ早いですよ。副業先として考えている保育園がWワークを許可しているかの確認も必要です。応募や面接の段階で本業があることを、ちゃんと伝えておきましょう。黙ってWワークをしていた場合、就業規則違反で解雇されることもないとはいえませんので要注意ですよ。
「週3日の飲食店バイト」に「週2日の保育士パート」を加えれば、収入は確実に増えますね。いまの仕事だけじゃ生活が苦しい。育児が一段落したので働く日を増やしたい。そんなときにWワークはとても有効な手段です。ただし現在、扶養範囲内で勤務している主婦さんなどは、引き続き範囲内で働くのか、範囲を超えて働くのかをよく考えないといけませんね。例えば年収が130万円以上になると、ご主人の社会保険から外れることになりますから。もう少し収入が欲しいという場合、もちろんいまの勤務先に「シフトを増やして」とお願いすることもできます。ただWワークをしている人からは、こんな声が聞こえてきますよ。「職場が2つあると新鮮な気持ちで働ける」「週2日だけだけど、また保育士に戻れて嬉しい」「副業で保育士を始めて人間関係が広がった」。さらに「学童保育+保育園」「幼稚園+保育園」などのWワーカーさんからは「いろんな年齢の子どもたちと接することができるのは貴重な経験」「違った保育方針・教育方法を知って視野が広がった」といった意見もあります。
※「扶養範囲内」の参考はコチラ
Wワークをしていると移動時間や関わる人の数も倍になりますから、想像以上の体力や気遣いが必要になってきます。例えば避けられない事情で本業の水曜と副業の木曜を休む場合、2つの勤務先にシフト調整をお願いしないといけません。また2〜3日寝込んでしまうと、これまた2つの勤務先に迷惑がかかります。まずは自分の身体や生活サイクルと相談して、無理のない範囲で勤務時間や日数を考えること。それがうまくWワークをするポイントだと思いますよ。ちなみに最近は『ほいとも』に寄せられる求人依頼の中にも【週3日のパート保育士】【早朝・夕方だけの短時間の保育補助】募集が増えています。『Wワークで保育士』を検討している人は、ぜひ一度相談してください。お仕事情報の提供だけでなく、働き方や扶養範囲などについてもアドバイスしますので。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

Wワークも転職も気軽に相談を!

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