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2021.10.13

転職コラム

新規オープンの保育園で働く『魅力』と『注意点』

新規オープンの保育園で働く『魅力』と『注意点』

新卒、中途、パート保育士、派遣保育士に関わらず、また大規模園・小規模園を問わず『保育園オープニングスタッフ』の募集は人気があります。確かにみんな一緒のスタートで安心だし、新しい職場で勤務するのは気持ちがいいですね。でも一から立ち上げるわけですから、既存園にはない苦労もあったりします。何に気をつければいいか、どんなことを覚悟しないといけないか。そのあたりもしっかり理解した上で、自分がオープニング保育園に合うかどうかを考えてみましょう。

地域により状況は異なりますが、現在も待機児童解消のために各自治体では年に数件〜数十件の保育園・保育所が新設されています。私たち『ほいとも』の本社がある大阪市でも、2022年4月にオープン予定の保育園が20施設以上あるんです。「認可保育園」の場合は、まず各区の待機児童数などを見て開設する区と定員を決定。その後、運営法人の募集を行い、厳正な審査を経て、どこが運営に相応しいかが決められます。一方「企業主導型」は各企業が社内の保育ニーズをヒアリングし、新たな園が必要かどうかを判断。必要となった場合、運営方法や設置場所を決め、「公益財団法人児童育成協会」の認可がおりれば開園となります。ただ最近は、新型コロナの影響で企業主導型の開設が減少傾向にあります。テレワークを積極的に推奨したり、育休を延長したりする企業が増え、「子供を預けたい」という社員が以前ほど多くないそうです。でも大丈夫。自治体が設置する認可保育園は減っていません。まだまだ待機児童問題を抱える自治体が多く、新規開設の軒数も例年通り。立ち上げメンバーとして働くチャンスも減っていませんので、安心してください。
新規オープンの保育園を希望する人からよく聞くのは、まず「みんな一緒のスタートだから安心」「派閥がないから溶け込みやすい」という点です。確かにオープニングなら園長も職員も正規保育士もパートさんも、全員が初めてそこに集まるわけですから、人間関係を一から築いていけますね。転職先で「グループができあがっていて入りづらかった」「お局様みたいな人がいてネチネチ怒られた」なんて経験がある人には魅力的かもしれません。また、みんなで協力して園をつくっていくというのも新規オープンならではの良さですね。どんなカリキュラムにしていくか、どんな行事をしてくか。経験年数などに関係なく、誰もが意見やアイデアを出しやすい環境です。「前の園ではできなかったこんな運動会をやりたい」なんて思いがある人には、実現できるチャンスが広がります。ただすでに姉妹園がある場合は、その方針・やり方を踏襲する場合もありますので事前チェックも忘れずに、です。
まず工事などの関係で開園が遅れることがあります。予定していた日から働けない、しばらく姉妹園で勤務といった可能性もゼロではありませんので、心構えだけはしておきましょう。さらに「みんなでつくりあげる」という中で、意見がぶつかったり、すり合わせや調整に時間がかかったりということもあるようです。もちろん「私はこうしたい」という意志は大事ですが、頑固に我を通そうとせず、相手の話にしっかり耳を傾け寄り添う姿勢も大事になってきますね。そして行事などを一から練り上げるというのも、想像以上に大変な作業です。もしかしたら準備や片付けで土日祝に駆り出されることもないとはいえません。既存の園にはない苦労を伴うことも覚悟しておいたほうがいいですね。大切なのは自分がオープニングに合うかどうかを冷静に判断すること。「みんなで何かをつくるのが好き」「自分で考えて行動したい」という人には向いていますが、「与えられた仕事をこなすほうが得意」「日々の保育に専念したい」という人には向いていないかもしれせんよ。もちろん『ほいとも』では、オープニング募集案件もたくさん用意しています。向き・不向きを含め、何でも気軽に相談してください。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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