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2022.01.05

転職コラム

面接での「あなたの長所と短所を教えてください」に、どう答える?

面接での「あなたの長所と短所を教えてください」に、どう答える?

長所と短所。面接での定番ですね。では保育園側はこの質問で応募者の何を見ようとしているのか。それはまず「自分のことを客観視できているか」、「それを端的にうまく言葉にまとめられているか」。そして「そのキャラクターが、ウチの採用ターゲットと合致するか」「いまいる職員と合うか」などです。これらを踏まえ面接に臨む前に一度、自分の長所・短所を整理して文章にまとめておきましょう。

保育士経験者の場合は、日頃の仕事の中から探すのが基本です。ピアノ・絵画・運動などの特技のほか、子どもたちとの関わり方、心がけていること、職場での役割などからも引き出せるはずです。例えば…【特技】4歳からピアノを習っていて、いまも続けている。職場でもずっとピアノ演奏を任されていて、貴園でもぜひこの得意分野を活かしたい。【柔軟性】中途採用の先生が多く、みなさん、いろんな保育観や理想の保育者像を持っておられた。その中で必ずしも自分の考えが正しいと思わず、他の先生の話に耳を傾け、良いと思うところを積極的に取り入れてきた。
まずは中学・高校生活、保育専門学校や短大・大学時代を思い出しましょう。そこで一生懸命に取り組んだこと、あるいは保育士資格取得への思いなどのなかに、長所の候補があるはずです。ただし単に「長年、同じ部活に打ち込んできた」といった事実だけでは弱いですね。それを仕事に活かせる資質や熱意として整理しましょう。例えば…【協調性】中学から短大までバスケに打ち込んできた。そこで仲間の大切さ、チームワークの重要性を学んだ。職場でも和を大事にする姿勢で、まわりと協力して仕事に取り込みたい。【積極性】大学時代、飲食店でバイトをしていて、イベント企画や新メニュー開発などにも進んでアイデアを出した。その積極性は今後の仕事にも活かせると思っている。【意志の強さ】保育園の頃に出会った先生に憧れ、保育士を目指すようになった。その思いをずっと持ち続け、保育科に進学。長年ひとつの目標を追い続けた意志の強さでは負けない。
異業種であっても、やはり仕事の中で力を注いだこと、学んだこと、心がけていたことなどがベースになるでしょう。また保育科卒で別の職業に就いていた場合は、なぜもう一度、保育士を目指すのかという志望理由にも、触れたほうがいいかもしれません。例えば…【コミュニケーション力】サービス業でいろんなお客様と接してきた。その中で誰とでもすぐ打ち解けられるコミュニケーション力を身につけた。新卒では保育関係に就職できなかったが、サービス業で培った力を活かし、もう一度、夢に挑戦したい。【パソコンスキル】出産を機に保育士を辞め、しばらくパソコン操作中心の事務パートをしていた。子育てが一段落し、保育士に戻りたいと考えたが、今後はそこでパソコンのスキルも活かしていきたい。
短所は自分の性格や行動の中から探してみましょう。でも「気が短い」とか「おっとりしてる」とか、ただ短所だけを伝えるのはNG。短所を自覚していることを前提に「それをどう克服しようとしているか」に触れたり、短所と表裏一体の「長所」として語ったりするなど、伝え方にも工夫が必要です。例えば…【消極的】子どもの頃から消極的だといわれることが多かった。自分でもそう思う。だから前職では行事担当などに自ら手を上げるよう心がけていた。少しずつだが積極的に行動できるようになってきた。今後も努力を続けたい。【優柔不断】物事を慎重に考えすぎるあまり、判断が遅くなることがある。ただ慎重に考えることで、リスクを想定して行動できるのは長所でもあると思う。今後は素早く判断すべきこと、慎重に事を運ぶべきことを見極め、臨機応変に対処していきたい。【マイペース】常にマイペースなところが短所。だから仕事の上では常に優先順位を考え、わからない場合は先輩方に意見を伺いながら業務を進めてきた。ただ何事にも焦らず取り組めるのは、悪いことばかりではないと考える。時と場合により、行動の仕方を使い分けられるようにしたい。
自分の長所短所を探して、自分で言葉にするのはなかなか大変な作業です。そんなときは周りの人・身近な人に「私の長所と短所は何だと思う?」と聞いてみるのもアリです。客観的な意見で自分の気付かなかった長所に気づくかもしれません。「そんな相手がいない」という場合は、ぜひ『ほいとも』に相談を。経験豊富なキャリアアドバイザーが一緒に考え、「どう伝えるか」までサポートしますよ。
 
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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