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2022.04.20

転職コラム

新しい保育園に早く馴染む方法、こっそり教えます!

新しい保育園に早く馴染む方法、こっそり教えます!

4月は新年度のスタート。この春、保育園に就職・転職したみなさん、産休や育休から復帰したみなさん、新しい職場や人間関係にはもう慣れましたか? 入園式などの行事で、ただでさえ落ち着かない4月。環境や仕事の流れも変わる中、「すぐに馴染むのは難しい」という声もよく聞きます。そこで今回は早く溶け込む秘訣を紹介します。

新しい施設に就職・転職して緊張しているのは、みなさんだけじゃありません。実は新しい先生を迎える園側もけっこう緊張したり、気を遣ったりするんです。子どもたちも新入・進級で興奮し落ち着かない状況の中で、新任の先生のサポートに手が回らなかったり、どう接していいか悩んでいたり…。そんな状況を打ち破るには、自分から積極的にコミュニケーションを取るのがいちばんです。
まずは挨拶。先輩や園長先生に対して、子どもたちに対して、自信を持って大きな声で挨拶してみましょう。きっと自分の緊張が解け、まわりの緊張もほぐれるはずです。そして自然に話しやすい雰囲気が生まれるはずです。「おはようございます!」と元気に挨拶すれば、相手からも必ず元気な「おはようございます!」が返ってきます。そのチャンスに次のひとことも、ぜひ自分から積極的に発してみてください。「今日は暑いですね」「半スボンの子が増えてきましたね」など、とりとめのない話題でいいんです。そこから会話が弾んでいくはずです。
自分から話しかけようと思うけど、何を話していいかわからない。そんなときに便利なのが「質問」です。保育日誌や経過記録の書き方、おもちゃを片付ける場所・順番、子どもたちの間で流行っている遊びなど、小さなことで構いません。仕事の中で気になったことがあれば、積極的に質問してみましょう。質問をすると、された側は必ず何か答えないといけないので、そこから会話が発展していきます。例えば保育日誌の書き方について聞くと「ウチではこういう方針で書いている」という説明に加え、「そうそう、ここは○○○○に気をつけて。それから○○○○も心がけてね」というアドバイスが付いてくるかもしれません。
実は先輩の先生方も、新しく入った保育士にどう接していいか悩んでいることが多く、「質問してくれると助かる」「頼ってくれたほうがラク」という人が少なくないのです。ひとつの質問をきっかけに距離がぐっと縮まったり、関係が深まったりすることもありますから、分からないことは遠慮なく聞いてみましょう。ただし同じ質問を何度もするのはNG。「この人、覚えが悪い」なんてイメージを持たれちゃいますから。
「早く馴染まなきゃ」「うまく人間関係をつくらなきゃ」と、自分にプレッシャーをかけると逆にしんどくなってしまうかもしれません。以前は歓迎会などもありましたが、いまはイベントも縮小傾向。溶け込む機会が少なく、焦る気持ちも分かりますが、「何がなんでも仲良くならなきゃ」といった義務感を持つ必要はありませんよ。
各保育園にはベテラン・新卒・パートなど、いろんな経歴の保育士が集まっています。もちろん個々、性格や生活環境も様々です。そんな中で大切なのは、互いを理解し、互いに協力して日々の業務を進めること。そして理解しあうためには多くの会話が必要です。まだ馴染めていないというみなさん、コミュニケーション力にあんまり自信がないというみなさん、GW明けの出勤で、まず深呼吸をして挨拶の声のトーンを一段上げてみませんか。そこから新たな会話が生まれるはずです。このように職場での人間関係や新しい環境での働き方など、相談ごとがあればお気軽に「ほいとも」までご連絡くださいね。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

新しい環境に悩んだときはぜひ!

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