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2022.06.01

転職コラム

来年4月の転職を目指すなら、勝負は今年の7月・8月です!

来年4月の転職を目指すなら、勝負は今年の7月・8月です!

転職するなら年度替りのタイミングで。つまり3月末に退職して新年度がスタートする4月から新しい職場で、と考える人が少なくありません。でも「まだ来年のことだから」なんていってると乗り遅れてしまいますよ。すでに5月頃から、来年4月入職の募集を始めている保育園もあります。仕事をしながら計画的に転職活動を進めるなら、そろそろ準備に取りかかる時期ですよ。

人員計画をきちんと立て採用に力を入れている園では新卒の就職者と並行して、すでに中途採用を始めているところもあります。そして例年、夏頃から募集が増え始め、10月頃に最も求人件数が多くなります。「じゃあ、転職活動も10月からでいいんじゃないの」と思うかもしれませんが、実はそれでは遅いのです。
いま保育士として働いている人は、園のカレンダーを思い起こしてみてください。9月から年末にかけては運動会や秋の遠足、クリスマス会などの行事が続きます。さらに年明けからは発表会や卒園式の準備で忙しくなり、あっという間に3月。時間的にも体力的にも余裕があり、転職活動にいちばん力を入れられるのは、そう7月・8月頃なんです。だから準備はいますぐ始めても早すぎることはありません。まずは自分が転職先に求める条件などを整理する。それをもとに情報収集する。そして夏には応募や面接など具体的な行動に入る。そんなスケジュールで動くことをオススメします。
多くの保育園が毎年、秋口〜年末にかけて「来年度も引き続き、ウチで働く意志がありますか?」という意向調査を行います。夏にしっかり転職活動を進め内定をもらっておき、意向調査のタイミングで退職の意志を伝えるのが、実は理想的です。
翌年3月で退職する意志を固めていても転職先が決まっていないと、意向調査で本心を出しにくくなります。つい「来年度もお願いします」と答えてしまうと、そのあと「やっぱり退職します」とは言いにくいですよね。なんとか言えたとしても、引き止めにあったり、退職交渉で不利になったりすることが少なくありません。また園にとっても意向調査は、次年度の人員計画のための大事なプロセスです。継続勤務から一転して退職の意志を伝えると園に迷惑をかけることにもなります。調査の時期は園によって異なりますが、数年勤務していればいつ行われるか分かるはず。今年入ったばかりという人は、長く働いている先生に聞くのもアリです。しっかり時期を把握して、それまでに内定をもらっておけば円満に退職できますね。
実際には年末や年明けに転職活動を始める人も少なくありません。年が明けても募集をしている園は多いですからね。でもその時期に募集しているのはどんな園か、ちょっと考えてみてください。例えば、ずっと募集をかけているけど人が集まらない園、年末年始になって大量に退職者が出た園、その後任を急遽募集している園…。働く場として魅力的とはいえないかもしれませんね。
逆にきちんと人員計画を立てている園や人気の園では、早い時期から募集を始め、早々に採用活動を終了していることが多いのです。また年明けから年度末にかけては、残り少ない採用枠に応募者が集中して競争率が跳ね上がります。そんな中で希望の園の内定を勝ち取るのは、さらに難しくなりますね。
もちろん「仕事が忙しいので、退職してから次の職場を探す」という考え方もあります。しばらくは有給休暇が残っていたり、失業保険があったりしますが、収入ゼロの期間が長くなると余裕もなくなりますよね。そんな中で焦って転職先を決めると、「こんなはずじゃなかった…」ということになりかねません。やっぱり転職活動は在職中に、そしてできるだけ早めがオススメです。
いまの段階で転職を考えている。でもどう動いていいか分からない。そんなときは転職エージェント、保育士紹介会社などに相談するのも一手です。私たち『ほいとも』も、そんなエージェントの一つ。専任のキャリアアドバイザーが、なぜ転職したいと思ったのか、転職先に何を求めるのかなど、あなたの話をしっかり聞いて転職活動のスケジューリングを一緒に考えます。そして転職先の絞り込み方、履歴書の書き方、面接対策など、内定までのプロセスを全力でサポートします。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

転職準備に早すぎるはありません!

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