SPECIAL

2022.10.12

転職コラム

「派遣から正社員」という保育士さんの転職方法

「派遣から正社員に」という転職ルートも、アリです!

私たち『ほいとも』には、毎日たくさんの転職希望の保育士さんから相談が寄せられます。その中でよく「派遣から正社員になれますか?」という質問を受けます。答は「Yes」。どんな人材派遣会社でもできるわけではありませんが、派遣勤務から「紹介」というカタチで、直接雇用の正社員への切り替えが可能です。今回はこの転職ルートを利用するメリットなどお話ししていきます。

最初から派遣期間終了後の社員登用を前提とする「紹介予定派遣」という仕組みもありますが、通常の派遣勤務からも正社員になれます。例えば「ブランクからの復帰なので、いきなり正社員はちょっと…」「前の転職に失敗したから、次の転職活動は慎重に進めたい」「園の保育方針や人間関係をじっくり見てから決めたい」「正社員で入社して、すぐ辞めると履歴書に傷がつく」…。そんな人はまず派遣で働いてみるというのがいいかもしれません。実際に働きながら仕事内容や職場環境を自分の目で見極め、納得した上で正社員になれば、入社後に「こんなはずじゃなかった」というミスマッチも起こりませんね。
ただし、保育園側もみなさんの人柄や仕事ぶりをじっくりと見て評価しています。つまり派遣で働く期間は、お互いがお互いをよく知るための「お見合い期間」というわけです。その期間を経て双方が合意すれば、晴れて正社員として直接雇用となるんです。だからこちらが正社員を望んでも、保育園が社員採用をしない方針なら破談になってしまいます。逆にこちらが正社員を望んでいなくても、園側から「ぜひ正社員として働いてほしい」とオファーされるケースもあります。
派遣から「紹介」によって正社員雇用に切り替えるには、派遣業と紹介業の2つの許認可が必要です。大手派遣会社ならたいてい両方を持っていますが、まずは「有料職業紹介」の許認可番号の有無を確認しましょう。HPの会社概要などに「00-ユ-00000」という表記があれば大丈夫です。
そして面談やキャリアカウンセリングの場で「将来、正社員希望です」としっかり意思を伝えましょう。さらに「正社員雇用の実績がある保育園を紹介してください」とお願いしたり、紹介された園について「そこは正社員雇用を考えてくれる園ですか?」と質問するのも有効です。また正社員への切り替え時期は、3ヵ月や6ヵ月といった派遣期間終了時や、年度がわりのタイミングが大半です。派遣契約がいつまでなのか、何ヶ月毎の契約更新かなども確認しておきましょう。
まず必ず派遣から正社員になれるとは限りません。あくまで「双方の合意」が前提となりますので、片思いで終わってしまうこともあります。また保育園の実情を見極めるための派遣勤務だからといって、「合わないから1ヵ月で辞める」といった行為も望ましくありません。期間限定の派遣であっても保育園側はその間に「必要な人材」として受け入れていますので、園の人員計画や運営に影響を与えてしまうこともあります。よっぽど酷い状況でない限りは、決められた派遣期間=お見合い期間に、相手のいいところをじっくり探すという気持ちで勤務することをオススメします。
もちろん、私たち『ほいとも』は派遣と紹介、両方の許認可を持っています。常時5000件以上の保育士求人を取り扱い、派遣のお仕事もたくさんあります。さらに求人依頼のあった園を必ず訪問して信頼関係を築いていますし、これまで正社員への切り替えを行った事例も多数あります。「将来、正社員になりたい」と伝えてもらえれば実績のある派遣先を紹介することもできますし、派遣元として園に直接雇用を働きかけることもできます。ぜひ一度、相談に来てくださいね。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

派遣?正社員?決めかねている方も!

Search

Monthly Archive

一覧ページへ