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2023.01.18

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見て楽しい!作って楽しい!『保育ドキュメンテーション』!

見て楽しい!作って楽しい!『保育ドキュメンテーション』!

子どもたちの写真に手書きのコメントが添えられた掲示物。みなさんの保育園の入り口にも貼り出されているかもしれませんね。最近、こうした『保育ドキュメンテーション』を導入する園がどんどん増えています。日々の活動や園児の成長を保護者に伝えるだけでなく、そこからコミュニケーションが生まれたり、保育士同士の情報共有になったり…。想像以上にいろんな効果があるんです。

『保育ドキュメンテーション』は幼児教育に熱心な都市として知られるイタリアのレッジョ・エミリア市で生まれた保育活動の記録方法です。保護者向けの掲示のように思うかもしれませんが、ドキュメンテーションとは元々、文献・資料・証拠書類などを文書化して記録するという意味。その目的は子どもたちの活動や成長プロセスを可視化して記録することです。写真を多く使うことが『保育ドキュメンテーション』の最大の特徴ですね。
いろんなカタチに切り抜いた写真を色画用紙などに貼ってコメントを添える、クラス毎に作成する、ノートやアルバムにまとめるなど、形式や方法は園によって様々。最近は動画や音声を配信したり、Web上で公開したり、データとして記録したりという園もあるようです。ICT教育時代の新たな掲示板といったところですね。
写真を多用する『保育ドキュメンテーション』のいちばんのメリットは、子どもたちの日常をリアルタイムで記録でき、その様子が一目で分かることです。運動会や生活発表会などの特別な行事ではなく、毎日の生活の中で何を経験し、どう成長しているのか。保護者がいちばん気になるところを、視覚的に見てもらえる。保育だよりのような文章多めの形式では、こうはいきませんね。
また保護者は写真に添えられたコメントから、保育士の思いや人柄、園としての方針なども読み取ることができます。保育士たちがどんな気持ちで子どもたちと接しているのか。どんな考えでその活動を行っているのか。それが分かれば安心や信頼にもつながります。逆に園や保育士側からすると、自分たちの思いや子どもたちへの愛情、活動の狙いを保護者に伝える機会にもなりますね。
各家庭に配布するおたより類と違い、掲示された『保育ドキュメンテーション』はみんなで一緒に見ることができます。そして、そこから様々な会話やコミュニケーションが生まれます。例えば、保護者と保育士なら「先生、昨日は自由遊びの時間が多かったんですね」「はい、○○ちゃん、一人ですべり台ができるようになりましたよ!」。園児と保護者なら「みてみて、お母さん!ぼくがブロックでつくったロボット!」「うわぁ、上手ね!」。保護者同士なら「○○ちゃん、ダンボールで何をつくってるの?」「秘密基地らしいんだけど、すごく楽しかったって」。保育士同士なら「○○組さん、帰りのしたくをこんな感じでやってるの?」「そうそう、ちょっとゲーム風にしてみたら、みんな行動が早くなったのよ」…。
保護者と保育士のコミュニケーションが深まれば、一緒に子どもを見守るという空気が生まれ、園に一体感が出てきます。保育士同士が情報を共有すれば、園としての保育の質も向上します。1枚の写真、ひとことのコメントから、たくさんのメリットが派生するのです。
毎日、写真を撮影して、手書きでコメントを添えるのは大変。そう思うかもしれませんが、実は
導入している園では「書類仕事が減った」という意見が多いんです。「一人ひとりに長い文章で連絡帳を書くよりもラク」「そのまま保育記録になるから」「最近はパソコンやタブレットで簡単につくれるし」という具合です。さらに「みんなでつくるのが楽しい」「いい写真が撮れたら嬉しい」という声も聞かれます。
常時5000件以上の保育士求人を扱う私たち『ほいとも』でも、『保育ドキュメンテーション』を導入している園のお仕事が増えてきました。職場見学なども行っていますので、興味ある人はぜひ問い合わせくださいね。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

ほいともはスタッフが園を訪問済み

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