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2023.06.07

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今春入職の新人保育士さんへ!「頑張りすぎ」は禁物!

今春入職の新人保育士さんにエールを込めて!

大学・短大を卒業して4月に晴れて保育士になったみなさん、そろそろ仕事や職場に慣れてきましたか? 初めて保育園で働く新人保育士さんは、分からないことが多かったり、忙しくて毎日がめまぐるしく過ぎていったり、想像以上に体力的にハードだったり、コミュニケーションに悩んだり…。他にも最初はいろんなことがあると思います。そんなみなさんに『ほいとも』から、「頑張れ!でも頑張りすぎないで!」というエールを贈ります。

●一緒にクラスを担任する先生の「あたり」がきつくて、そのストレスから体調不良に
●質問したいことだらけなのに、いつも現場がバタバタしてて聞きにくい
●連絡帳、指導案、保育だよりなど、仕事量が多くて事務作業が終わらない
●子どもたちとどう関わればいいのか、保護者にどう対応すればいいのか分からない
これらは新人保育士さんからよくお聞きするお悩みです。そう、あなただけじゃないんです。さらに「こんな弱音、誰にも話せない」「甘えすぎだといわれそう」と考えてしまう人が多いのも事実。でも一人で悩みを抱え込みすぎるのはダメ。「仕事が終わらないのは自分のせいだから持ち帰ってでも」と頑張りすぎるのもよくありません。まずはその胸の内を、園長や主任、身近な先生方に打ち明けてみましょう。ベテラン保育士もみんな新人の頃に同じように悩んでいたはず。そして毎年、同じような相談を受けているはずです。自分がどうやって乗り越えてきたか。これまでどんなアドバイスが有効だったか。そんな経験を踏まえ、きっと親身に的確に答えてくれますよ。
私たちは基本的に、初めて勤務した園でしばらく勤続することをオススメしています。ただし「せっかく入職したんだから簡単に辞めちゃダメ」「少々のことは我慢して」というつもりはありません。保育方針や行事の進め方は園によって様々です。まずは入職した園に慣れ、年間を通してその保育を経験すること、その上で2年・3年とキャリアを積んでいくことが、今後の保育士生活・保育士人生にとって、とても大事だと考えるからです。
確かに入職当初は「イメージしていた仕事と違う」「面接時で聞いてた勤務条件と違う」「掃除がメインで子もたちと関わる時間が少ない」など、いろんなモヤモヤもあると思います。そんな中で長く勤続するためには、問題をできるだけ早く解決することです。おかしい、納得いかないということがあれば、まず園長に相談です。実は保育園側も保育士からの意見や相談で、初めて課題に気づくということも多いのです。ただ我慢するのではなく、自分から発信して働きやすい環境に近づけることが長期勤続のポイント。もちろん、相談しても聞いてくれない、まったく改善されないといった場合は転職を検討してみるのも一つの手です。
できるだけ勤続をといっておきながら、矛盾すると思われるかもしれませんが、我慢しすぎ・頑張りすぎは禁物です。無理をしすぎると精神疾患に、ということもありますから。例えば、眠れない、疲れが取れない、出勤しようとしたら頭痛や吐き気がする…といった症状は、体からの危険信号かもしれません。自分を大事にするためにも、そんなサインを見逃さないようにしましょう。
体調に不良が見られたら、それが心の病になってしまう前に休職届けなどを出すほうがいいかもしれません。さらによっぽど酷い場合には早期退職をする勇気も必要です。「数ヵ月で辞めたら転職に不利」と思うかもしれませんが、決してそうとは言い切れません。中途採用の面接では必ず退職理由を聞かれます。そこで「正直な理由+前向きな意欲」をしっかり答えることが大事。「前職の経験を踏まえ、次の職場では腰を据えて長く働きたい」と伝えれば、早期退職が合否を大きく左右することは少ないようです。
実は例年、入職2〜3ヵ月目に退職を考える保育士が多いんです。1ヵ月間は教えてもらうことばかりですが、2ヵ月目以降にいろんな業務を任されるようになることが原因のようです。もしみなさんが「ちょっと辞めようかと思ってる」「いま辞めるべきかどうか悩んでる」といった状況なら、ぜひ一度『ほいとも』に相談してください。これまで数えきれないほどの保育士さんと接してきたキャリアアドバイザーが気持ちに寄り添い、一緒に今後を考えていきます。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

無理なく働く。無理なく転職。

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