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2023.11.01

転職コラム

保育士を目指す学生さん必見!…保育園就活の準備と対策

いまさら人には聞けない…就活の準備・対策を基礎から解説!

何を準備すればいいのか。履歴書ってどう書けばいいのか。実技試験って何をするのか。他の人はどうしているのか。知っているようで知らない、いまさら誰かに聞くのもちょっと…。新卒で初めての就職活動・就職試験ですから、そんなことってありますよね。今回は就活のポイントを基礎から解説。これで安心して面接・選考に臨めるはずです。

応募するのにまず必要なのが『履歴書』です。学校指定のものがあれば、それを使いましょう。なければ市販のものでも大丈夫です。特に大事な応募動機や自己PRは、事前に志望先のことをよく調べて、保育方針などに合致するように書くのがポイントです。できれば大学の就職課やキャリアコンサルタントに添削してもらいましょう。手書きが基本ですが、最近はパソコンでの作成がOKのところも増えています。これも志望先の募集要項を要チェックです。貼付する写真はナチュラルメイクで暗めの髪色がベスト。服装はシャツや白のインナーで。見た目の清潔感を第一に心掛けましょうね。
履歴書の他に卒業見込証明書、資格取得見込証明書、成績証明書などが必要です。これらは学校に依頼して発行してもらいますが、時間がかかるものもありますので、余裕を持って準備しないといけません。保育園によっては学校推薦状を求められることもあります。提出方法も持参、郵送、履歴書と一緒に、後日提出など園によってまちまちです。履歴書を含めた提出物で書類選考を行い、書類選考通過者のみが面接試験に進めるという園もあります。きちんと提出しないと、その土俵にさえ上がれません。必要書類、提出方法、提出期限などは事前に入念に確認しましょう。
新卒保育士採用にあたっては面接だけでなく、実技を行うところがほとんどです。例えば『ピアノ』なら課題曲・自由曲・初見弾き・弾き歌いなどがあり、園によって内容や曲数も異なります。課題曲や自由曲はしっかり練習すれば大丈夫だと思いますが、楽譜の持ち込みが可の場合と不可の場合があります。きちんと確認しておきましょう。また最近は『読み聞かせ』や『手遊び』を実施する園も少なくありません。『読み聞かせ』は園にある絵本をその場で読むこともありますので、0〜5歳の様々な年齢向けのものを一通りチェックしておきたいですね。『手遊び』についても、自分が得意な手遊び・好きな手遊びなどを、前もっていくつか用意しておきましょう。
実技の他に『作文』や『適性検査』が課されることもあります。『作文』でよく出るのは「保育士を志すきっかけ」「どんな保育士を目指すか」「保育で大事にしたいこと」「あなたにとって保育とは」といったテーマです。これで人となりが判断されますので、日頃から保育についての考えを自分なりにまとめておくこと、一度それを文章にしてみることをオススメします。『適性検査』には性格診断、SPI、一般常識試験などがあります。これらは就職課に相談すれば内容や項目などを教えてくれますし、過去問題集や対策本なども多く出ていますから、準備しやすいと思います。
面接は見た目の清潔感が第一。まず服装などのポイントを解説します。スーツはリクルートスーツがベスト。なければ黒や紺など濃い色のものを準備しましょう。インナーは白のブラウスやシャツで襟付きが基本です。靴やバッグも落ち着いた色合いのものを選びましょう。派手な装飾、大きなブランドロゴなどがあるものは避けたいところです。
お化粧はナチュラルメイクを心がけましょう。アイシャドウなどはラメ控えめ。口紅は薄いピンクや赤で、あまり発色のない色を。爪が長い人は短く整えて、日ごろジェルネイルやスカイプネイルをしている人も、当日は控えましょう。香水は匂いを嫌がる子どももいるのでNG。髪色は基本、黒。派手に染めている人は面接までに黒に戻したほうがいいと思います。髪が長い人は、後ろで一つにまとめると印象がよくなりますよ。
そして、いよいよ面接。面接には一次・二次・最終といった段階があります。一次ではWeb面接も多いですが、最終面接はほぼ直接・対人になります。面接者も段階によって主任や園長、人事採用担当、理事長と変わっていきますし、会場も園であったり運営会社の事務所であったりと様々です。まずは今回の面接が何次なのか、どこでやるのか、誰との面接かをしっかり理解した上で臨むことが大切。そうすれば面接内容もある程度予想できますし、緊張も緩和されるはずです。
とにかく就活では事前の確認と準備が最重要です。それを怠って、書類や連絡を忘れたり、面接での印象を損なったりすると、候補者に残るのさえ難しくなります。万全の準備をして、志望の園への就職を目指してください!
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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