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2024.03.13

転職コラム

保育士として新年度スタート!事前の準備や確認は大丈夫?

保育士としての新年度スタート!事前の準備や確認は大丈夫?

まもなく新年度。新任保育士はもちろん、4月から別の保育園に転職するという人も、保育補助やパート保育士として職場復帰するという人も、みなさん新しい環境で新たなスタートを切ることになりますね。不安なく、そして気持ち良く新年度を迎えるためには、事前の準備や確認が何よりも大切です。押さえておくべきポイントを一緒に確認していきしょう。

入職時には、住民票の写し、雇用契約書、給与振込先届書など様々な書類を求められます。健康診結果もそのひとつ。新卒の場合は大学で集団検診をしたり、内定後に園が指定医療機関を紹介してくれたりしますが、それ以外は自分で診断を受ける必要があります。雇用形態や勤務条件によって不要なこともありますので、まずは自分が対象かどうかを確認。求められる場合は大半が「入職前3か月以内の診断」という規定ですから、4月入職であれば1~3月に受診しないといけません。注意すべきは受診から結果が出るまでの日数です。例えば慌てて3月下旬に受診した場合、診断結果が入職日に間に合わないかもしれません。園によっては提出するまで出勤できないこともあります。まだの人は早めに受診の予約を。同時に医療機関に「結果が出るまで何日かかるか」を、園の総務担当者に「提出期限はいつか」を、しっかり確認しておきましょう。
筆記具、メモ帳、印鑑、エプロン、上履き…。入職にあたって自分で用意しないといけない物もたくさんあります。転職の場合は「前の園で使っていた物があるから、新しく買わなくていい」と思いがちですが、そうはいかないこともあるんです。例えばエプロンなら、園によって指定があったり、色が決まっていたりします。中には「キャラクター物はNG」という園もあります。また「上履きはバレエシューズタイプ」「下履きはカカトがある物」というように限定されていることもあります。「園見学のときに先生の服装を見て話も聞いたから大丈夫」と高を括らず、きちんと確認すべきですね。さらに通勤時の服装規定にも注意です。保育時の服装のままで通勤OKの園もあれば、通勤時は着替えが必須な園もあります。こちらも事前に確認しておくと安心ですよ。
入園式に出席しないといけないのか、しなくてもいいのか、確認しましたか。初出勤が入園式当日か、その翌日か、何時に出勤すればいいか、これも園によって様々ですから、ちゃんと聞いておきましょう。入園式出席の場合はスーツを用意しないといけないかもしれませんし、「色味を揃えて」といわれるかもしれません。園によっては行事用のお揃いのTシャツなどを貸してくれることもあります。いずれにせよ、早めの確認・準備が必要ですね。また着任時に自己紹介や挨拶を求められることもあります。その場で考えると「あわわわわ…」となりがち。事前に何を話すかを考えておけば緊張も緩むはずです。できれば職員向け、子ども向け、保護者向け、対象別に3案ほど用意したいですね。
入園式のあとはすぐに通常保育が始まります。どのクラスの担任になるのか、保育室・事務室の位置はどうなっているかなどを把握しておくだけでも、スムーズにスタートできます。また勤務シフトは前月中頃までに希望を提出し、月末までに決定する園が多いです。4月にお休みや早上がりをしたい日があれば、電話やメールなどで早めに連絡しましょう。通常保育ではピアノを弾く機会も出てきます。ピアノが苦手、しばらく弾いてないという人には、弾く可能性のある曲をひととおり練習しておくことをオススメします。それと「遊びのネタ」も大事です。手遊び、ごっこ遊びなどレパートリーが多ければ、きっと子どもたちとも早く仲良くなれるはず。リストアップだけでもしておきたいですね。
新しい環境は楽しみな反面、緊張もします。他の園で経験がある保育士さんも、新しい園では新人です。園長先生や先輩の先生方とも新しく関係を築いていかないといけません。好印象でいいスタートを切るために、事前の確認・準備を怠らないようにしましょう。
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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