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2025.06.18

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雨の日の救世主!保育士が選ぶ「子どもたちに人気の室内遊び」ベスト5!

雨の日の救世主!保育士が選ぶ「子どもたちに人気の室内遊び」ベスト5!

とうとう梅雨入りしてしまいました。積み木、ブロック、お気に入りの絵本、お絵描きなど、子どもたちは室内遊びも大好きです。でも園庭で遊べない日が続くと元気を持て余して、だんだん体を動かしたくなってきますね。そこで今回は室内で体も動かし、みんなで楽しめる人気の遊びをランキング形式で紹介します!

お店屋さんごっこ、ヒーローごっこ、お姫さまごっこ…。子どもたちは「ごっこ遊び」が大好きですね。室内遊びの時間をたっぷり取れる雨の日、せっかくやるなら衣装や小道具を作って本格的にやったほうが盛り上がります。
例えばビニール袋で作ったマントやドレスを身につければ、子どもたちはヒーローやプリンセスになり切ります。発泡スチロールや色画用紙でお寿司やアイスを作って、おもちゃのお金を用意すれば、「これください」「はい、200円です」とリアルなやりとりが始まります。先生と一緒に小道具などを作ること自体も、子どもたちは楽しんでくれます。
またいろんな役の立場で会話することで、コミュニケーション力、相手を理解しようとする気持ち、社会性なども身につきます。試しにお店屋さんごっこの列に割り込んでみてください。きっと「順番ぬかしはダメ」「後ろにならんでください」と注意されますから。

「じゃんけん」ひとつで、どれだけいろんな遊びができるか。保育士のみなさんはよく知っているはず。さらに「あっちむいてほい」や「あとだしじゃんけん」などはリズム感や反射神経を養うといわれます。
そして雨の日は体を動かす遊びにも応用できます。足や体でグー・チョキ・パーを表現する「足じゃんけん」「全身じゃんけん」、負けた子が一歩ずつ足を開いて倒れるまで頑張る「股開きじゃんけん」、グーで勝ったら3歩進むおなじみの「グリコ」…。
より大人数で遊ぶなら、まず「じゃんけん列車」ですね。音楽に合わせて動き回り、音楽が止まったらじゃんけん。負けた子が勝った子の後ろにつき、列を長くしていきます。最後は十数両の長い列車同士の決勝戦になりますね。チーム戦の「陣取りじゃんけん」も盛り上がります。先頭の子同士が陣地から走り出して出会ったところでじゃんけん。負けた子は自陣に戻り次の子がスタート、勝った子はそのまま前進し、敵陣に入ったチームの勝ち。これはかなりの運動量にもなります。
椅子を円形に並べて席を取り合うおなじみの遊びです。みかん・りんごなど、参加する子をフルーツごとに振り分け、鬼が「みかん!」というとみかんの子だけが、「フルーツバスケット!」というと全員が立ち上がって別の席に移ります。もちろんフルーツにこだわる必要はありません。動物でも花の名前でもOK。「動物園!」「お花屋さん!」など、全員が動く合言葉をみんなで考えるのも楽しいですね。
さらに年長さんでは、「黄色い服を着てる人!」「犬が好きな人!」など、掛け声を自由に考えさせるのも楽しいですよ。子どもたちは全員を動かすために「○○保育園の人!」とか「人間の人!」なんて工夫をし始めます。「昨日、ハンバーグを食べた人!」で誰も動かないなんてことも起こりますが、それはそれで大きな笑いになりますね。
最近は取る家庭が減り集めるのに苦労するかもしれませんが、新聞紙は基本的にタダで、いろいろ使える便利なアイテム。二つ折りで折り目の真ん中に穴を開ければ洋服に、丸めて筒状にすれば工作物の丈夫な柱に、兜などを作る大型の折り紙にもなりますね。
また新聞紙を細長く切ってミニプールに貯めていくと「紙プール」のできあがり。感触がいいので子どもたちは頭からかぶったり潜ったりします。宝物を仕込めば「宝探しゲーム」もできますね。さらに全面に開いた新聞の両端を保育士が持ち、そこに体当たりして突破するという遊びも、子どもたちは大好きです。家では破ると叱られますから、これは非日常の体験。元気な子には「2枚重ね、3枚重ねに挑戦!」というのもアリです。
散らかった紙片を掃除するのはちょっと大変ですが、これも「みんなで歌いながら」などの工夫で楽しんじゃいましょう。
風船も遊び方が多様で、風のない室内にピッタリです。小さな子なら風船キャッチボール、年長さんなら地面に落とさないようにみんなで風船バレー。ふわふわして掴みにくい・投げにくい、どこへ行くかわからないのが、逆に子どもたちには面白いようです。
天井から風船を吊るしてジャンプでタッチする遊びも人気です。高さを変えればどんな年齢の子でも遊べますし、どんどん次の高さに挑戦していく子も出てきます。また二人組で手を使わず風船を背中同士、お腹同士で挟んで走る「風船運びリレー」や、風船を箱やカゴに投げ入れる「風船ゴール」などのチーム遊びにも最適。一気にスポーツ感が増して白熱します。
ただ風船は上を見上げて遊ぶことが多いので、障害物を片付けて広いスペースを確保しましょう。また空気を入れすぎると割れやすくなりますし、割れたゴム片を誤って口に入れることもあるので要注意です。子どもたちは盛り上がる遊びほど喜びますが、夢中になればなるほど危険も生じます。まず安全第一で、いろんな工夫をしながら梅雨の時期を楽しみましょう。
■監修/上嶋幹子
短大の幼児教育学科を卒業後、兵庫県で私立幼稚園での幼稚園教諭からスタート。その後、大阪府北摂の公立保育所と私立認可保育所で保育士として勤務。豊富な保育経験・スキルを有する。現在は、保育学生や保育士が安心して働ける環境を実現する活動を株式会社ワークプロジェクトで実践。保育ポリシーは「保育の正解はこどもが決める」。

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