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2025.12.24

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保育士として、自分として、2026年を豊かにする「やりたいことリスト」を作りましょう!

保育士として、自分として、2026年を豊かにする「やりたいことリスト」を作りましょう!

「あ〜、アレやろうと思ってたのに、今年も結局できなかった」なんてことはありませんか。「今年こそ!」と心に誓ったけど、忙しい日々に追われて気づいたら年末…みたいな。特に個人的にやりたいことは、どうしても後回しになりがちですね。仕事でもプライベートでも、成し遂げるためには心で思うだけでなく、ちゃんと書き出すことが大事です。2026年を豊かで華やかな一年にするため、「やりたいことリスト」を作ってみませんか!

まずは「やりたいこと」のカテゴリー分けから

いきなり「やりたいこと」といっても、急には思いつきませんよね。思いついたとしても「もっといい先生になりたい」「もう少し自分の時間をつくりたい」みたいに、仕事とプライベートがごっちゃになったり、一つひとつが漠然としてしまったり。そこで大事なのが「カテゴリー分け」です。例えば…
1)「仕事(保育)」
日々の保育の質を高めること、子どもや保護者との関係を深めること、職場環境をより良くすることなど。
2)「学び・自己成長」
保育士としての専門知識やスキルの向上、新しい資格の取得、人間力を高めるための読書や研修など。
3)「プライベート」
趣味、娯楽、友人や家族との交流、旅行、新しい体験など、仕事から離れて自分自身を満たすこと。
4)「健康・美容」
健康維持、心のケア、美容に関する取り組み、心身ともに元気でいるためのセルフケアなど。
…という具合です。このカテゴリー分けが次のステップの「100個のやりたいこと」をスムーズに導き出す土台になります。

思いつくまま「やりたいこと」を100個、書き出しましょう

カテゴリー分けができたら、いよいよリスト作成の核心。「やりたいこと」を100個ほど書き出してみましょう。ここでは「今の自分にできるかどうか」「お金や時間があるか」などの問題は度外視でOK。
現実的な制約は一旦すべて忘れ、思いつくままに「やりたいこと」を自由に書き出してみてください。心にブレーキをかけず、頭に浮かんだことをできるだけ具体的にアウトプットするのがポイント。そう、こんなふうに…
1)「仕事(保育)」
・新しい手遊び歌を10個覚える
・担当クラスの園児全員の良いところを本人に伝える
・○○くんと、もっと仲良くなる
・製作活動で新しい素材を考える
・マンネリ化した季節行事の飾り付けを工夫する
・外遊びのバリエーションを増やす
・自分が好きな絵本を園に買ってもらう など
2)「学び・自己成長」
・ピアノで新しいレパートリーを5曲増やす
・リーダーシップに関する本を3冊読む
・外部の保育研修に年2回は参加する
・リトミックの資格取得に挑戦する
・アレルギー対応食についてもっと勉強する
・読み聞かせや工作の動画をもっと観る など
3)「プライベート」
・週末に一人で温泉旅行に行く
・ずっと見たかったドラマを全話見る
・友達と「ヌン活」を楽しむ
・話題のカフェ巡りをする
・新しい「推し」を見つける
・部屋の模様替えをする 
・出会いの場に、もっと積極的に参加する など
4)「健康・美容」
・週に一度は必ず湯船に浸かる
・毎朝5分のストレッチを習慣にする
・エスカレーターに乗らず、できるだけ階段を使う
・お気に入りの香りのアロマを見つける
・韓国コスメを試してみる
・アイブロウのテクを磨く
・美容院でヘッドスパを体験する
・人間ドックを受ける など
まずは100個ほど羅列し、あとは優先度・重要度で絞り込んで整理していけばOKです。

保育士としての成長を促し、自己肯定感が高まるはず

1)2)にあげたことは、きっと毎日の仕事に対する意欲を高めてくれます。例えば「新しい手遊びを10個覚える」をあげた人は、新しい手遊びを披露して、子どもたちが満面の笑みで楽しんでくれている場面を想像するはず。それが覚えるモチベーションとなって、実際に笑顔を見たときには大きな達成感に包まれます。
こうしてリストに書いた項目を一つひとつ達成し、チェックマークを付けていくプロセスは、いわば自己成長の可視化です。保育士の仕事は成果を数字などで表しにくく、自分のスキルアップや努力に対する評価を感じにくいものです。「やりたいことリスト」を活用すれば、自分で自分の成長を後押しできます。その成長が自信となり、自己肯定感も高まるはずです。

将来の目標をはっきりさせる指針にもなります

「やりたいことリスト」を作ること自体が、自分の価値観や将来の方向性を見つめ直す貴重な機会にもなります。例えば「外部の保育研修に参加する」「リーダーシップに関する本を読む」といった項目は「こうなりたい」という思いの表れです。
はっきりと意識をしていなくても、その根底には「保育士として知識や見聞を広げたい」「将来、主任を目指したい」という気持ちがあるはず。つまり「やりたいことリスト」の作成は、自分のキャリアプランを明確にし、その第一歩を踏み出すきっかけにもなるということです。

自分を大事にし、生活を見直すチャンス

3)4)の項目には、きっと「やろうと思えばできる」ことが多いと思います。でも、やるためにはちょっとした努力も必要ですね。例えば「温泉にいく」「ドラマを全話観る」ためには、まず自分の時間を作らないといけません。自然に「ダラダラしてる時間」や「ぼーとスマホを触る時間」を減らそうという意識になり、それが生活を見直すきっかけにもなります。
また「湯船に浸かる」「毎朝5分のストレッチ」といった項目には、もっと自分を大事にしようという気持ちが隠れています。もちろん仕事は忙しくて大変だと思います。でも忙しさを言い訳に、自分を疎かにしていませんか。ちゃんと自分の体をケアしてあげて、美容にも気を遣い、新しい楽しみを見つければ、プライベートも豊かになるはずです。

まずは小さな「やりたい」をかなえることから

「リストにあげたからにはぜんぶ達成しなきゃ」なんて思わなくて大丈夫。完璧を目指す必要なんてないんです。まずはすぐ実現できる小さな「やりたい」から始めましょう。小さな成功体験、小さな達成感を積み重ねることが少しずつ自信になり、次の一歩を踏み出すエネルギーを生むはずです。
さぁ、みなさんもぜひ「やりたいこと」を書き出してみてください。きっと考えるだけでもワクワクしてくるはずです。書き終えたときには「ふふっ」と微笑んでいるかもしれません。そして1年後には「いまより素敵なあなた」になっていると思いますよ。
■監修/上嶋幹子
短大の幼児教育学科を卒業後、兵庫県で私立幼稚園での幼稚園教諭からスタート。その後、大阪府北摂の公立保育所と私立認可保育所で保育士として勤務。豊富な保育経験・スキルを有する。現在は、保育学生や保育士が安心して働ける環境を実現する活動を株式会社ワークプロジェクトで実践。保育ポリシーは「保育の正解はこどもが決める」。

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