2026.01.07
お役立ち情報
園児がコマになってマスを進む「子ども人間すごろく」、盛り上がること間違いナシ!

お正月遊びのひとつ「すごろく(双六)」、最近はあまりやらなくなったかもしれませんね。でもこれ、ちょっとした工夫で保育園では大盛り上がり!鎧を着て武者に扮した人間が駒になる山形県の「人間将棋」が有名ですが、それと同じように園児がコマになるのが「子ども人間すごろく」です。マスに書く内容も「3つ進む」や「1回休み」などではなく、園児と一緒に考えて、さぁまずは「すごろく」を作るところからスタート!
まずは大きなマスとサイコロを作りましょう!
サイコロを振って出た目の数だけマスを進み、止まったマスのお題に従いながらゴールを目指す。すごろくのルールはとてもシンプルですね。「子ども人間すごろく」はそれを大きくするだけです。
まずマスは子どもが立てるくらいにしないといけません。同じマスに2〜3人が止まることも考え、大きめの画用紙を用意。何回も使うので裏に段ボールなどを貼って補強しましょう。
サイコロも大きいほうが盛り上がります。こちらも段ボールで、小学校で習った「展開図」を思い出しながら、一辺が20〜30cmの立方体を作りましょう。1の裏が6、2の裏が5というサイコロの掟にはこだわらなくてもOK。ただ、「数字で書いたほうが子どもたちに分かりやすい」かもしれませんが、黒丸の数を認識するのも成長です。そこはぜひ黒丸で!
子どもたちと一緒に「マスのお題」を考えましょう!
●その場でジャンプ5かい
●ケンケンで3マスすすむ
●ライオンのポーズをして「ガオー!」とさけぶ
●自分のなまえをカッコよくいう
●「あ」からはじまることばを1ついう
●すきなたべものを3ついう
さらに5歳くらいになると、
●嫌いな野菜をぜんぶ食べれたので5マス進む
●運動会で転んで1回休み
なんていうのも出てきます。これも成長の証ですね(涙)。
さすがに「50マス進む」や「10回休み」のような無茶なお題は手直しが必要ですが、できるだけ子どもたちのアイデアを活かしてあげましょう。文字を覚えはじめた子には、保育士が鉛筆で下書きして、マジックでなぞってもらうのもいいと思います。
床にマスを設置すれば準備完了です!
マスの並びにも注意が必要。「1回休み」「3マス戻る」が多すぎると、なかなかゴールできません。一般的なすごろくにも空白のマスがありますので、適度にお題のないマスも並べます。
スペース的にぜんぶ使えず、「ぼくの考えたヤツがない!」なんて声が出るかもしれませんが、それは2回戦で貼り替えればOK。最終的には全員のお題を使い切ってあげたいですね。
遊び方とルールの説明にもコツがあります!
まずルールは、1)サイコロを振る、2)止まったマスのお題に従う、この2つだけ。「サイコロを1回だけふって出た数だけ進みます。で、そこに書いてあるお題をみんなにやってもらいます」と噛み砕いて説明し、「先生が1回やってみるよ」と手本を見せましょう。
あと「3マス戻る」で戻ったマスのお題までやっていると、なかなかゴールできません。お題に従って戻ったとき・進んだときは「そのマスのお題はしない」と決めておくのがいいかもしれません。また一人がゴールしたら終了か、全員がゴールするまで続けるのか、そのあたりも参加人数を考慮しながら事前に決めておくといいですね。
説明が終わったら次は順番決めですが、大人数でじゃんけんをすると、なかなか決着がつきません。じゃんけんだけで疲れたり、じゃんけんでトラブルになったりすると、やる気も半減してしまうので、割り箸の先に番号を書いたくじなどを用意しておくのがオススメです。
お題をやる友だちの姿に、爆笑の連続!
保育士も(機会があれば保護者も)参加して、大人が真剣に「その場で5回ジャンプ」したり、大声で「すきなたべもの3つ」を発表したりすると、さらに子どもたちは大喜びです。
ゲーム中は「うわぁ、1回休みだ…」「私もそのマスに止まりたい!」「それ、ぼくが考えたヤツ!」「もっと大きな声で!」など、いろんな歓声があがります。いちばんにゴールした子が「まだゴールしたくない!」なんていい出すこともありますよ。
『ほいとも』の保育園でもよくやっていますが、毎年「もう1回やろう!」というアンコールでなかなか終わりません。大盛り上がり間違いナシ!『ほいとも』のお墨付きです。
使いこんでヨレヨレになったマスは卒園式で掲示!
それほど準備がたいへんというわけではありませんし、一度作ってしまえば何度でもコースを変えて楽しめます。そして何より子どもたちが大喜びします。みなさんの園でもぜひ一度、試してみてください。あまりの盛り上がりぶりに「毎年恒例」になっちゃうかもしれませんよ。
短大の幼児教育学科を卒業後、兵庫県で私立幼稚園での幼稚園教諭からスタート。その後、大阪府北摂の公立保育所と私立認可保育所で保育士として勤務。豊富な保育経験・スキルを有する。現在は、保育学生や保育士が安心して働ける環境を実現する活動を株式会社ワークプロジェクトで実践。保育ポリシーは「保育の正解はこどもが決める」。