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2026.03.11

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もうすぐ新年度(2) 1・2歳児の新担任、その不安やドキドキを先輩保育士がズバッと解決!

もうすぐ新年度(2) 1・2歳児の新担任、その不安やドキドキを先輩保育士がズバッと解決!

新年度に初めての年次を担当することになるみなさんに! シリーズ2回目は「1・2歳児」です。まずは1・2歳児にとって「保育士とはどんな存在か」「どんな役割を果たすのか」を解説。さらに、よくある心配事に先輩保育士・ベテラン保育士がお答えしていきます。不安を解消し、しっかり心構えをして新年度を迎えましょう!

1・2歳児の担任保育士の大事な「3つの役割」

1・2歳ってどんな特徴があるのか。担任としてどんな認識が必要か。まずはそのあたりを「3つの役割」という観点で解説していきます。
1つめは「第二の家庭」としての役割です。この時期の子どもは特定の大人との愛着関係を持つことで、情緒的な安定と自己肯定感の基礎を築きます。家庭では保護者が、園では保育士が「特定の大人」に当たります。一人ひとりに寄り添い、温かい応答を続ければ、子どもたちは「大切にされている」「ここに居ていいんだ」という安心感を抱くようになります。
2つめは「セーフティーマネージャー」です。1・2歳児は歩けるようになるなどの身体能力の発達に伴い、好奇心も一気に旺盛になります。一方、危険を察知したり回避したりする能力はまだまだ未熟。保育士には子どもの行動の一歩先を読み、事故を未然に防ぐという視点や意識が求められます。
3つめは「架け橋」の役目。子ども・保護者・園の三者の間に立ち、円滑なコミュニケーションを促す役割です。担任保育士が連携の中心となり、三者が共通の理解や目標を持って子どもと接することで、充実した保育環境が生まれます。
もちろん「3つの役割が分かったので、もう大丈夫!」というわけには行きませんよね。ここからは新担任になる保育士から寄せられる「よくある悩み・不安」に、『ほいとも』が運営する園のベテラン保育士がQ&A方式で答えていきます。

【Q1】登園を嫌がって泣き止まない子がたくさんいますよね…

朝、保護者と別れるのが寂しくて後追いする子、登園を渋って泣き止まない子…。新年度のアルアルの光景ですね。
保育士としては、まず「寂しい」「行きたくない」という気持ちに寄り添うことです。「そうね、ママと離れるのは寂しいよね」みたいな共感の言葉をかけてあげてください。それと保護者には笑顔で短く「行ってきます」とお別れしてもらうようお願いしましょう。泣いてる我が子に後ろ髪を引かれるとは思いますが、保護者が心配そうな顔をしてると、子どもはさらに不安になっちゃいますからね。
保護者と別れたあとは、抱っこで安心させたり、興味を持つおもちゃで遊びに誘って気持ちを切り替えたりしましょう。「ママ・パパが必ず迎えに来る」ことを伝え続けるのも安心感につながりますよ。
でも登園渋りはホントに最初だけです。ほどんどの子が数週間で慣れちゃいます。中には3日ほどで、保護者に振り向きもせず保育室に駆け込む子もいますよ(笑)。

【Q2】1・2歳って「イヤ」を連発するイヤイヤ期ですよね…

はい、「魔の2歳児」なんていわれたりもしますね。でもイヤイヤ期は誰にもある通過儀礼みたいなもの。自己主張が強くなるのは健全に成長してる証拠です。
対応のコツはまず「イヤ」を肯定すること。「○○したくなかったのよね」みたいに子どもの気持ちを代弁してあげてください。「どうしてイヤなの?」と追い詰めるのはNGです。
次の段階は子どもが「イヤ」といいにくい問いかけをすること。「Aをしましょう」といって「イヤ」と答える子も、「AとB、どっちをする?」と聞けば一方を選びます。選択肢を用意して自主性を尊重すれば、スムーズに次の行動に移ってくれますよ。
さらに「どっちが早くできるかな」と、競争の要素を取り入れるのも有効です。「イヤ」より「友達に勝ちたい」という気持ちが優先されるみたいです。

【Q3】噛みついたり引っかいたりと、トラブルも増えますよね…

自己主張が強くなる時期なので、確かにお友だちとのトラブルは増えますね。まだ言葉でうまく気持ちを表現できなくて、もどかしさから先に引っかいたり、噛みついたりという行動に出ちゃうんです。まずそこは理解してあげてほしいですね。
もちろん気持ちは理解しても、実際に噛んだりするのは絶対にダメ。見かけたらスグに制止して「噛むのはいけないこと」と短い言葉で注意しましょう。「○○ちゃん、すごく痛いのよ」と噛まれた側の気持ちも伝え、同時に「大丈夫?どこが痛いの?」と、その子をケアする姿を見せるのも大事ですね。
おもちゃの取り合いなど、トラブルが起きやすい状況がだんだん分かってきますから、慣れてきたら事前に介入して防げるようになると思いますよ。
万が一ケガをしてしまった場合、よく新人の保育士から「保護者にどう伝えればいいか」と相談されます。保護者は我が子の痛みを自分の痛みのように感じるもの。まずはケガの具合を伝え、「ご心配をおかけして申し訳ありません」と率直にお詫びしましょう。少し落ち着かれたところで、トラブルの原因や経緯を説明するのがいいと思います。

【Q4】トイレトレーニングって大変そうですよね…

これは個人差がとても大きいですね。だから「いつまでに」と決めず、一人ひとりの発達に合わせて焦らずに進めることが大事です。
子どもは、長時間おむつが濡れないとか、トイレに興味を示すとか、「始めどきのサイン」を出してくれます。それを見逃さず「トイレに行ってみる?」と誘ってあげてください。それから用をたせなくても、登園後や食後など、生活の節目で定期的にトイレに行くことを習慣づけるのがいいと思います。
トイレでおしっこ・うんちができたときは盛大に褒めてあげましょう。それが成功体験になり、
自信につながります。逆に失敗しても叱っちゃダメ。萎縮して行きたがらなくなりますから。「次はきっとできるよ」と励ましてあげるのが基本です。
なかなかトイレでできないことを「自分のせい」と抱え込む必要はありませよ。トイレトレーニングのいちばんのポイントは家庭との連携です。進め方について保護者と話し合い、「家ではこう」「保育園ではこう」と進捗状況を共有しながら一緒にやっていけばいいんです。

どれも「一定期間」で済むので心配はいりません。

先輩保育士のアドバイスを聞いても、「まだ不安」という人がいると思います。でも「登園渋り」も「イヤイヤ期」も、延々と続くものではありません。どれも一定期間で解決していきますから心配は無用です。
それを乗り越えれば、可愛い1・2歳児との楽しい生活が待っています。3〜4ヶ月もすれば「懐かれすぎて困る」なんて、逆の悩みが出てくるかもしれませんよ。
■監修/上嶋幹子
短大の幼児教育学科を卒業後、兵庫県で私立幼稚園での幼稚園教諭からスタート。その後、大阪府北摂の公立保育所と私立認可保育所で保育士として勤務。豊富な保育経験・スキルを有する。現在は、保育学生や保育士が安心して働ける環境を実現する活動を株式会社ワークプロジェクトで実践。保育ポリシーは「保育の正解はこどもが決める」。

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