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2026.04.22

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新人保育士さんも、もう午睡で困らない!「スムーズな寝かしつけ」の準備とコツを大公開!

新人保育士さんも、もう午睡で困らない!「スムーズな寝かしつけ」の準備とコツを大公開!

「なかなか寝ついてくれない子がいる」「寝ついたと思ったら、隣の子の泣き声で起きてしまう」「何人もの子を見ないといけないので焦りばかり募る」…。この時期、新人の保育士さんから午睡についての悩みをよく聞きます。ベテランでも全員を一斉に寝かしつけるのは至難の技。新人だと、なおさら難しく感じますよね。そこで今回は経験豊富な先輩保育士が実践している「3つの準備」+「3つのコツ」を紹介します。

【準備1】午前中の活動で「心地よい疲労感」を生む

疲れた日はぐっすり眠れる。これは大人でも子どもでも同じですね。午前中の活動で適度な疲労感を得られれば、午睡の時間には自然に眠気を感じるようになります。
例えば、晴れた日は園庭で思い切り体を動かす時間をつくる。室内ならリズミカルな体操やダンスを取り入れる。適度な運動量を確保することで、子どもたちは「心地よい疲労感」を覚えます。
ただし午睡の直前まで激しい運動をしていると、逆に興奮で寝つけなくなることもあります。給食に近づくにつれ、本の読み聞かせやお絵描きなどの「静かな活動」に切り替えていくのがポイント。活発な運動で適度な疲労感を生み、クールダウンの時間で心を落ち着かせる。そして給食を挟んでスムーズな午睡へ。1日の活動をしっかり計画することが準備の第一歩です。

【準備2】照明や温度・湿度を整え、眠りを誘う環境をつくる

心地よい疲労感があっても、不快な環境ではなかなか眠ってくれません。物理的に「眠りを誘う快適な環境」をつくることも大切な準備です。
まずは視覚的な刺激を減らすために照明を落とし、遮光カーテンを引きましょう。部屋が全体的に薄暗くなればOKです。室温は夏場なら26〜28℃、冬場は20〜23℃が目安。合わせて湿度を50〜60%に保つよう空調管理を徹底しましょう。もちろん聴覚的な配慮も必要です。保育士同士の会話は控え、オルゴールなどのBGMを小さな音量で流すのも効果的。完全な無音より、ほどよい静寂が眠りを誘います。
部屋を「暗く」「静かに」することは環境的な効果だけでなく、「これから眠る時間ですよ」という子どもたちへのメッセージにもなるんです。

【準備3】午睡を習慣づける「入眠儀式(ルーティン)」を

子どもは「次に何をするのか」という見通しを持てると、安心して行動できます。午睡も例外ではなく、毎日同じ手順で「入眠儀式(ルーティン)」を行うことで、スムーズに眠ってくれるようになります。
例えば給食のあと、(1)歯磨き→(2)トイレ→(3)パジャマへの着替え→(4)自分の布団に移動→(5)担任が本を読み聞かせ→(6)消灯、という具合です。
一貫した流れを毎日繰り返すことで、子どもたちは見通しを持てるようになり、それが「眠りのスイッチ」を入れる合図にもなります。園全体で統一したルーティンを徹底継続すれば、担任が代わったりしても、同じように寝ついてくれるようになりますよ。

【コツ1】「トントン」はリズムと強さに気をつけて!

準備が整ったら次は実践的な寝かしつけ。代表的な手法はやっぱり添い寝しながらの「トントン」ですね。これ、ただ軽く叩くのではなく、叩く場所や強さ、リズムに気をつけるとより効果的です。
まずトントンする場所はお尻や背中など、子どもの気持ちが落ち着くところを選びましょう。そして母親の胎内で聞いていた心音に近いペース、1分に60〜70回のゆったり安定したリズムを刻みましょう。さらに呼吸の間隔に合わせると安心感が高まります。子どもの呼吸は1分に20〜30回といわれますので、吸って吐くひと呼吸の間に2〜3回のトントンですね。
あとは手のひら全体で包みこむように、心地よい圧力をかけてあげましょう。弾くように「トンットンッ」するのではなく、「トーン、トーン」という感じです。安定したリズムと優しいふれあいが眠気を誘います。特に1〜2歳児には抜群に効きますね。

【コツ2】なでる、さする、自分の呼吸を聞かせる

「トントン」が効かない子には、「なでる・さする」を試してみてください。背中全体を上から下へ、または肩甲骨のまわりを円を描くように、ゆっくりさすってあげると体の緊張がほぐれ、深いリラックス状態に導くことができます。
同じく手足のマッサージも効果的。手のひらや足の裏を親指でゆっくり押したり、指を1本ずつ握って軽くさすったり…。体の末端を優しく刺激すると血行が促進され、深部体温が下がりやすくなり、眠気が誘発されるという科学的データもあります。
もうひとつ、保育士自身の呼吸を活用する方法もあります。なかなか寝つけない子の隣にそっと横になり、意識的に深くゆっくりと腹式呼吸をします。その穏やかなリズムが伝わり、子どもの呼吸も自然と落ち着いてリラックス状態になるといわれています。

【コツ3】どうしても寝つけない子には無理強いしない!

眠る子と眠らない子がいるのも、同じ子でも寝つきのいい日と悪い日があるのも、ごく自然なこと。だから子どもが寝つかないことを「自分のせい」「技量不足」だなんて思わないでくださいね。風邪気味で鼻が詰まっているとか、蒸し暑くて寝苦しいとか、まだ遊びたい気持ちが勝ってしまうとか、原因は他にありますから。
そんなときに「早く寝なさい」「どうして寝ないの」といった声かけはNGです。プレッシャーで午睡の時間が苦痛になったり、翌日以降も寝つきが悪くなったり…。無理強いは逆効果になることが多いんです。
「眠くなるまで横になって体を休めるだけで大丈夫」「目をつぶっているだけでも、体は元気を取り戻せるよ」など、気持ちを楽にする声かけを意識してください。肯定的なメッセージは、子どもが安心して午睡の時間を受け入れる手助けになります。
午睡の時間は静かで穏やかな環境の中、子どもに寄り添い、スキンシップや声かけを通じて温かい信頼関係を築くチャンスでもあります。一人ひとりのコンディションや反応を注意深く観察し、柔軟に対応することが大切です。気をつけたいのは、一緒に寝落ちしてしまわないことだけですね(笑)。
■監修/上嶋幹子
短大の幼児教育学科を卒業後、兵庫県で私立幼稚園での幼稚園教諭からスタート。その後、大阪府北摂の公立保育所と私立認可保育所で保育士として勤務。豊富な保育経験・スキルを有する。現在は、保育学生や保育士が安心して働ける環境を実現する活動を株式会社ワークプロジェクトで実践。保育ポリシーは「保育の正解はこどもが決める」。

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