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2026.05.20

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登園渋りでぐずる子もこれで泣きやむ!年齢別・タイプ別「本当に効く対処法」!

登園渋りでぐずる子もこれで泣きやむ!年齢別・タイプ別「本当に効く対処法」!

登園時に「行きたくない」とぐずる。新年度恒例の光景ですね。さらにせっかく慣れてきたと思ったら、連休明けに再発なんてことも…。でもその涙は困った行動でもワガママでもなく、親への愛着が形成されている証、全身で感情を訴えようとする健全な成長の証です。そして何とか涙を止めて、安心して登園できるよう導くのが保育士の役目。今回は年齢別・タイプ別の「泣いちゃう理由」を再確認しながら、それぞれの対処法を紹介していきます。

【年齢別:1】0〜1歳児には「手をつなぐ」が効く!

この年齢の子は母親と離れることへの不安に加え、見慣れない場所や人に対する戸惑いもぬぐえません。登園時に泣き続けてしまうのは、ごく自然な心の反応です。
<対処法>
まずそばに行って優しく声をかけ、手をつないであげましょう。子どもは手を握られると愛情ホルモン「オキシトシン」を分泌させます。それがストレス軽減、不安解消など「心の癒やし(手当て)効果」をもたらし、保育士との信頼関係の構築にも効くんです。言葉は分からなくても、手の温もりはしっかり伝わりますよ。

【年齢別:2】2〜3歳児のイヤイヤ期には「選択の機会」を!

自我が芽生え始める「イヤイヤ期」には、保育園に行かされることも、大人の都合で自分の遊びや行動、いたい場所から無理に離されることになります。その抵抗として「行くのイヤ」と泣いてしまうんです。
<対処法>
イヤイヤの裏には「自分で決めたい」「自分の意思を伝えたい」という気持ちがあります。そこを理解・尊重し、子どもに選択のチャンスを与えてあげるのも有効です。例えば「今日は何して遊ぶ? 〇〇ちゃんが決めていいよ」という具合です。

【年齢別:3】4〜5歳児は「泣く理由」に寄り添う!

この年齢でも泣く子はいます。ずっと平気だったのに突然、登園を渋ることもあります。複雑になっていく人間関係に悩んだり、集団生活や行事にプレッシャーを感じたり…。成長に伴い泣く背景に、より深い心理が隠されていることも増えてきます。
<対処法>
言語能力や社会性が発達し、自分の気持ちを伝えられるようにはなりますが、まだ不安や葛藤を言葉で表現するのは難しい時期。まずは言葉にならないサインを見逃さないよう、日頃から一人ひとりの様子を注意深く観察し、丁寧に話を聞く姿勢が必要です。そして不安や重圧の原因を一緒に言語化し、一緒に解決していくことが園での生活の安心につながります。

【タイプ別:1】「ママがいい!」と泣き叫ぶ子には、まず共感!

いくら園児と仲良くなっても、やっぱりママやパパにはかないません。「ママがいい!」と泣き叫び、全身で抵抗するのも仕方がありませんね。ただそのストレートな感情の爆発は「私を見て!」「不安を受け止めて!」という切実な願いの裏返しでもあります。
<対処法>
「がんばろう」や「泣いたらママが困っちゃうよ」なんて声かけは逆効果です。「そっか、ママと離れるの寂しいよね」と子どもの気持ちを肯定・代弁し、共感を示してあげましょう。「自分の気持ちを分かってくれる人がいる」という安心感から、だんだん泣くことが減ってくるはずです。

【タイプ別:2】静かに涙ぐむ子には、優しいスキンシップを!

声を出さず静かに泣いたり、涙をこらえて顔をこわばらせたりする子もいます。「手がかからない子」「いい子」と見過ごされがちですが、逆に要注意。これは自分の気持ちをどう表現していいか分からず、心がいっぱいいっぱいになって固まっている状態です。激しく泣き叫ぶ子以上に強い不安や緊張を抱えている場合も多いんです。
<対処法>
無理に明るく声をかけ、気持ちを切り替えさせようとすると、さらに心を閉ざしかねません。まずは子どもの目線に合わせて静かに寄り添い、「寂しいね」といった共感の言葉をかけることから始めましょう。その際、温かい手でそっと背中を撫でてあげたり、抱きしめてあげたりするなどのスキンシップも効果的。焦らずじっくり「ここにいても大丈夫」という安心感を与えてあげましょう。

【タイプ別:3】特定の日だけ泣く子は、家での様子をヒアリング!

泣いてぐずる日が連休明けや決まった曜日に集中する場合、その背後には生活リズムの変化や特定の出来事への抵抗感が隠されていることが多いんです。
<対処法>
こういうケースでは、まず保護者へのヒアリングが重要。前日の過ごし方、家庭での様子、最近あった出来事などを詳しく聞くことで、「泣く理由」の手がかりが得られます。理由が分かれば、保護者と連携して生活リズムを整えたり、特定の活動への不安を取り除いたり、具体的な対策を講じることができますからね。

泣きやんだ子を、さらにワクワクさせる「魔法の言葉」!

保護者に「上手な別れ方」を伝えるのもポイントです。泣く子に後ろ髪を引かれるのは痛いほど分かります。でも親の不安は子どもの不安を倍増させるだけ。園に預けたら、すぐ「いってきます!」と明るくお仕事に向かってもらう。親の笑顔こそが、子どものいちばんの安心材料ですからね。
そして子どもが泣きやんだら、次は「楽しそう」と思わせる声かけです。「〇〇ちゃんが来るのを待ってたよ!」、「今日の給食は〇〇くんの大好きなカレーだよ」、「先生ね、新しい絵本を見つけたから〇〇ちゃんと一緒に読みたいな」などなど。
これらは子どもたちの意識を、保護者と離れる寂しさから園での楽しい活動へと向かせる「魔法の言葉」です。魔法とは「具体的な見通し」を与えること。子どもは見通しが持てると安心します。ぜひワクワクするような見通しを与えてあげてください。
初日からぜんぜん泣かない子も、1週間ほどで慣れる子も、1〜2ヶ月かかる子もいます。でも登園渋りは必ずいつかおさまります。だって保育園は子どもたちにとって、大好きな友だちや先生と過ごす「最高に楽しい場所」ですから。不安さえ取り除いてあげれば、すぐにそのことに気づいてくれるはずですよ。
■監修/上嶋幹子
短大の幼児教育学科を卒業後、兵庫県で私立幼稚園での幼稚園教諭からスタート。その後、大阪府北摂の公立保育所と私立認可保育所で保育士として勤務。豊富な保育経験・スキルを有する。現在は、保育学生や保育士が安心して働ける環境を実現する活動を株式会社ワークプロジェクトで実践。保育ポリシーは「保育の正解はこどもが決める」。

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