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2026.06.03

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新しい発見や成長にもつながる!保育園での「雨の日の遊び」をもっと楽しく!

新しい発見や成長にもつながる!保育園での「雨の日の遊び」をもっと楽しく!

雨が多くなる季節、「園庭が使えない」「また室内遊びを考えなきゃ」なんて憂鬱になっちゃいますよね。でも「雨日」は全国平均で年間わずか48.4日。大阪府は42.3日で、約11.6日に1回。晴れ・曇りの日より圧倒的に貴重で、雨の日にしか感じられないこと、学べないこともたくさんあります。雨を存分に楽しむ遊びで、雨日を「残念な日」から「特別な日」「ワクワクする日」に変えちゃいましょう!
※雨日とは1日の降水量が10mm以上の日/日数は1991〜2020年の30年平均(気象庁)

まずは雨の園庭に出てみよう!

長靴を履いて、レインコートを着て、顔が濡れないように、視角を確保できるように、つばのあるカラー帽子をかぶるのがベストです。準備が整ったら、さあ思い切って園庭に出てみましょう。
全身で雨を感じたり、水たまりに飛び込んだり、泥を手で触ったり…。家で「雨の日は外に出ちゃダメ」「水たまりに入っちゃダメ」といわれてる子にとって、これは非日常の特別な体験になるはずです。
やみ間があれば、シャボン玉遊びもオススメです。湿度が高いと割れにくいので、地面に落ちても球体のまま転がったり、ドーム型になって残たりすることがあります。子どもたちは普段とは違うシャボン玉の様子に興味津々ですよ。

五感を豊かに!雨そのものを感じる遊び!

雨は子どもたちの感覚を驚くほど刺激してくれます。例えば、ポツポツという「音」、水たまりにできる「波紋」、雨上がりの土の湿った「匂い」…。いろんな自然現象を五感で受け止めてみましょう。
<テラスで雨音リスニング>
屋根のあるテラスや窓辺で雨音を聞き比べる遊びです。トタンやポリカーボネートなど、屋根の素材によって違う雨音に耳を傾けてみましょう。「先生は“ポツポツ”って聞こえるけど、みんなはどう?」と問いかけると、きっと「プチプチ」「トントン」なんて答えが返ってくるはず。これは感覚と言葉を結びつける作業で、語彙や表現の発達にも役立ちますね。
<指先で雨のしずくにタッチ>
軒先などから落ちる雨のしずくに、指先でそっと触れてみましょう。じかに雨に触れた子どもたちからは、「わ、つめたい!」「キラキラしてる!」といった声が上がるはずです。そんな時は「ホントだ!冷たいね」「キレイだね」と、共感の言葉をかけてあげてください。新鮮な体験がより豊かなものになるはずです。

雨を楽器に!実験に!お絵描きに!

雨、雨粒、雨水をいろんなことに応用する遊びです。もちろん水道水でできることもありますが、空から降ってくる自然の雨でやるほうが、子どもたちには「特別な体験」になるんです。
<いろんな素材で雨音くらべ>
さっきは屋根に落ちる雨音を聞くだけでしたが、自分たちで音を作るのも楽しいですよ。金属の缶やプラスチックの洗面器など、いろんな素材に雨や雨粒を当てるんです。容器の口を上にすると水が溜まって音がしなくなるので、伏せて置くのがポイント。子どもたちは、缶は甲高い音、洗面器は鈍い音といった違いにすぐ気づきます。そして「これはどんな音がするかな」と、いろんな素材の物を持ってきますよ。
<雨水を貯める実験ごっこ>
バケツやペットボトルなど、いろんな容器を雨の園庭に並べて雨水を集めます。「どれがいちばん水がたくさん貯まるかな?」と予想しあったりするのも楽しいですね。もちろん「口が広いほうがたくさん貯まるよ」なんて説明は無用。中には「洗面器のほうがたくさん貯まるけど、水の高さはぜんぶ同じだ!」なんて大発見をする子が現れることも…。溜めた水に絵の具を溶かして、色水遊びに発展させるのもいいですね。
<雨が描いてくれる“にじみ絵”>
まずは画用紙に水性ペンや水彩絵の具で丸や線を自由に描きます。それを雨が当たるところにしばらく置いておくと、にじんで色が広がったり混じり合ったりします。子どもたちは自然が描く幻想的なアートに驚いたり感動したり…。そして「次はこんな絵を描いてみよう」「赤と青の線をとなりに描いたらどうなるんだろう」と、新たな創作意欲や探究心が発動します。

やっぱり人気は「生き物さがし」です!

雨が上がったら探検隊になって、園庭や近くの公園に「生き物さがし」に出かけましょう。普段あまり見かけないカタツムリ 、カエルやオタマジャクシ、ミミズなどに出会える確率が高くなります。
例えば、晴れた日は乾燥を防ぐために殻の入り口に幕を張ってじっとしているカタツムリも、雨の日は元気に這い回ります。ミミズが地表に出てくるのは「土の中が水浸しになって呼吸できなくなるから」「乾燥時よりも地表の土が軟らかくなって行動が活発になるから」といった説があるようです。
見つけた生き物を観察ケースに入れて持ち帰り、図鑑で名前や生態を調べるのも楽しいですね。知識が増えるだけでなく、自然環境や生態系への興味・関心を深めたり、命にとっての雨の大切さを肌で感じたり、貴重な機会になるはずです。

安全管理・健康管理にぬかりがないように!

園庭に出ていても、雨がひどくなってきたり、雷の音が聞こえたり、風が強くて肌寒く感じたりしたら、すぐに室内に入りましょう。また子どもは体温調節機能が未熟ですから、小雨でも15〜30分程度を目安にしましょう。
室内に戻ったら、すぐに乾いた服に着替えです。服が雨で濡れていなくてもレインコートの中は蒸れて汗をかきやすく、思っているより体が冷えます。温かいお茶を用意しておくのもいいですね。雨の日の楽しい遊びも、風邪をひいてしまっては元も子もありません。健康管理には十分に気をつけましょう。
みなさんの中には「雨は嫌い」「雨の日はへこむ」という人もいると思います。でも外に出れば新しい発見があるかもしれません。ただでさえ鬱陶しい梅雨の季節、今年は子どもたちと一緒に存分に楽しんでみませんか。
■監修/上嶋幹子
短大の幼児教育学科を卒業後、兵庫県で私立幼稚園での幼稚園教諭からスタート。その後、大阪府北摂の公立保育所と私立認可保育所で保育士として勤務。豊富な保育経験・スキルを有する。現在は、保育学生や保育士が安心して働ける環境を実現する活動を株式会社ワークプロジェクトで実践。保育ポリシーは「保育の正解はこどもが決める」。

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