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2018.09.04

転職コラム

高卒・中卒から保育士になる方法は?

高卒・中卒から保育士になる方法

大学や専門学校を出ていないと保育士になれない?そんなことはありません!最終学歴が高卒もしくは中卒であっても保育士資格を取得すれば保育士になれますが、それぞれどのような方法があるのかをご紹介します。

高卒で保育士になるための2つの方法をご紹介します。
高校を卒業して就職された方、大学や短大などに進学後に退学された方など、最終学歴が高卒という方には、保育士を養成する大学や短大・専門学校に入学するという方法があります。厚生労働省に認定された保育士養成学校で必要な単位を取って卒業すると保育士資格を取得できます。
試験を受けずになるべく早く保育士資格を取得したいという方は2年制の短大や専門学校へ、保育以外の分野もより広く学びたいという方は4年制大学を選ぶと良いでしょう。当然2年制の学校の方が学費の負担が少ないですが、保育士として必要なこと以外は学習できません。また、短期間で授業や実習をこなすことになるので忙しい日々を送ることになります。4年制大学では通学期間が長い分、学費もかかりますが、保育士資格のほかに幼稚園教諭免許も取得できる学校もありますので、卒業後の進路の幅が広がります。
学校に通わずに資格取得を目指すには、直接、保育士試験を受験する方法があります。保育士試験の合格率は10パーセント前後と難関ではありますが、最短1年未満で資格取得が可能です。
上記のとおり、保育士養成学校を卒業すると最終学歴が変わり、保育士として働くことができます。高卒から資格試験を受ける場合は、高校の卒業年度や卒業科目によって受験資格が異なりますので下記を参考にしてください。

・高校を平成3年(1991年)3月31日以前に卒業した方
・高校保育科を平成8年(1996年)3月31日以前に卒業した方
 →受験資格があります。
・上記以外の方
 →児童福祉施設で2年以上かつ2,880時間以上の実務経験があれば受験資格があります。
中卒で保育士になる方法、その1つ目は高等学校卒業程度認定試験に合格して保育士養成学校に入学することです。一般に高卒認定試験とも呼ばれているこの試験に合格すると、最終学歴が中卒でも高卒と同等の学歴があると証明されます。今後の進路の幅も広がるので取得しておくとよいでしょう。また、社会人の方で高卒資格を取得される場合は定時制高校や通信制高校へ進学するのも手です。
2つ目の方法は保育士試験合格です。中卒での試験資格取得は下記のとおりです。

・中卒の方
 →児童福祉施設で5年以上かつ7,200時間以上の実務経験があれば受験資格があります。

高卒の方よりも長い実務経験が必要になり、1日8時間勤務換算で900日分となります。上記の期間を1ヶ所の施設で働き続ける必要はなく、途中で職場を変えても合算5年分になれば問題ありません。しかし1日6時間以上、かつ1ヵ月20日以上働くという要件を満たしていないと実務期間とみなされないためご注意を。
児童福祉施設として代表的な施設が「保育所」です。保育所では乳幼児をお預かりし、子どもたちの健やかな保育を手助けします。他にも助産施設や乳児院など14種の施設が実務経験の職場として選択できますので、ご希望の施設を選んでみてください。
高卒や中卒で保育士になれるのだろうかと不安になる必要はありません。国家資格ということもあって、通学や試験勉強などの期間はかかってしまいますが、ぜひ上記を参考に保育士を目指してください。

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