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2019.03.13

転職コラム

40代からの保育士転職・復職のポイント。いま必要とされる保育士とは?

40代からの保育士転職・復職のポイント。いま必要とされる保育士とは?

40歳は子育てもひと段落してくるタイミングですので、再びバリバリ働きたい、社会復帰したい、新しいことにチャレンジしたい、と考える方も多いようです。結婚や出産をきっかけに職場を離れた女性にとっては復職するのにちょうどいい年齢といえます。また、今の職場で人間関係に悩んでいらっしゃるなら、思い切って転職するチャンスかもしれません。「40代からの転職・就職って難しいのでは…」とご不安な方にぜひ見ていただきたい40代からの保育士転職・復職のポイントをご説明します。

平成27年に大阪市が行った延べ約350の保育園への調査によると、正規雇用保育士の平均年齢は31.7歳、主任保育士で44.3歳という結果でした。平均年齢ですので、40代・50代の方は決して少なくありません(60代の方は回答結果に含まれていません)。30代・40代の方が活躍されているのが保育園の現状ですので、40代の転職は決して遅くはないのです。

参考:大阪市「保育士民間給与実態調査について

また、国家政策で保育園・保育所は年々増えつづけていることもあり、保育園は慢性的な保育士不足の状態。フルタイムで働ける保育士さんは引く手あまたです。

転職・復職時のアピールポイントとして、過去に保育士として働いた経験は当然アピールできます。他にも子育て中にボランティア活動で人形劇をしていたとか、キッズダンスを教えていたなど、保育の仕事に生かせるような経験を話すことができれば、採用担当者の印象に残りやすくなります。また、保育園が40代の保育士さんに求めるものは保育の技術だけでなく、地震や災害時などの有事の際の危機管理能力や沈着冷静な判断力も含みます。新規開園したての施設に多いですが、20・30代の若手職員さんばかりの施設では、あえて40代以上の保育士さんを求める場合もあります。このような、雇用する側の状況で考えてみれば、面接時にアピールできる経験やエピソードをまとめやすくなります。
そして40代の保育士さんの最大の強みは、たいてい保護者の方々より年齢が上、もしくは近しいことです。保護者の方の中には「年上の保育士さんから育児のアドバイスを受けたい」という方や、「若い保育士さんではなく同世代の保育士さんとお話をしたい」という方もいらっしゃいます。経験だけではそういった声にお応えできないこともあるため、40代以上の保育士さんが必要とされるのです。

子どもたちが好きで体力があることに加え、自分にしかできないオリジナルのスキルは強みです。直接保育に関係しないことでも「チラシのデザインが得意」「家庭菜園が得意」など、保育士さんの多様性はこれからの保育園に必要になってきます。

保育士資格を必要とする保育士さんとともに、まれに無資格の保育補助の人材募集が行われていることもあります。しかし、今後必要とされるのは間違いなく資格を有した「保育士」です。保育園運営には、配置する保育士さんの人数によってお預かりできるお子さんの人数や、国から受けられる助成金額が変わってきます。資格をお持ちでない方や、資格取得後に一度も保育士として働いていらっしゃらない方は保育士資格制度から見直してみてはいかがでしょうか?

参考:保育士として働くために必要な保育士登録の方法

人生100年時代と言われる中で、年齢に関係なく何らかの仕事を一生続けるのが理想の人生と言われています。40代からの転職や復職は決して遅くはありません。保育士という職業の場合、これまでの経験や保護者の方との応対など、40代だからこそ必要とされる側面もあります。以前に働いていらっしゃった方も新しくチャレンジされる方も、自信をもって「保育士さん」という職業を検討してみてください。

■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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