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2019.05.15

転職コラム

新規開園の保育園。人気のオープニングスタッフを目指す

新設保育園への転職を考える方へ。オープニングスタッフが人気の理由とは?

新設保育園について、みなさんはどのようなイメージを持たれるでしょうか。「キレイな設備で働けるから良さそう」「先輩がいないから大変そう」など様々な意見が聞こえてきそうですが、実は今、転職先として新設保育園のオープニングスタッフ求人が人気です。今回は、新設保育園への転職を検討している保育士さんに参考にしていただけるよう、その特徴についてメリット・デメリットを含めてご紹介します。

新設保育園は続々と増えています。大阪市で新設の承認がおりた保育園の数は、平成30年4月からの1年間だけで、約80施設あります。その理由は保育園に預けたくても預けられないご家庭が多いという『待機児童問題』。この問題の解消に向け、新設保育園の設置に対する国からの助成金が手厚くなっているという背景があります。
新設保育園を転職先として視野に入れるべきか、悩んでいる方も多いはずです。ここからは人気の理由として挙げられるメリットをご説明します。
行事の企画・進行から現場の保育の細かなルール決め、仕入れる教材・おもちゃの選定など同僚と一緒に園を作り上げていく喜びがあります。
できたばかりですので、建物や施設がとてもきれいです。働きやすく気持ちも前向きになりやすくなりますよね。
保育士さん同士がみなさん「はじめまして」となりますので、できあがった人間関係というのはありません。みんなで園を作り上げていくことになりますから、保育士さん同士が団結しやすい職場環境にあります。
整ったルールがない状態で仕事が進行することも多いため、保育士さん一人ひとりが柔軟に、臨機応変に対応しなければならないタイミングが多く訪れます。同じ入職1年目であれば、既設園より新設園の方が1日1日が濃密な時間となることが多く、その分経験も積むことができます。
保護者の方がお子さんを預ける保育園を選ぶとき、既設保育園であれば評判を調べる方が多いです。良い評判を参考に選ばれた園ともなると、保護者の方の期待値も高くなりますよね。新設保育園であればよくも悪くも評判はありません。むしろ右も左も分からないなか一生懸命働く保育士さんの姿に、協力的になってくださる保護者の方も多いようです。
一年目はすべての行事が初めてとなるため、スムーズにいかないこともあります。教室内の壁面などの飾り付けは季節ごとに一から作らなければなりませんし、劇や運動会などの行事で使う小道具も去年使ったものはありません。園のお便りなどのひな形も同様です。自由に作ってゆける楽しさもある反面、大変な点だともいえます。
様々なことを決めるのに、たくさんの改善案や意見が出るため、定まるまでに時間がかかります。「次はこうしたほうがいいかも」など、回数を重ねていくことで徐々に固まっていくことも多いです。
オープニングスタッフは比較的若い保育士さんが集まることもあります。ベテランの(改行削除)先輩が少ないと、業務がうまく回らずに仕事量が増えてしまう可能性があります。経験の少なさゆえの小さなミスが頻繁してしまうこともありますので注意が必要です。
新設保育園といっても、本当にゼロから立ち上げた保育園ばかりではありません。実際は、既に保育園を運営している社会福祉法人や企業などが第2・第3の園をオープンする場合も多いのです。そのような場合、園の雰囲気や保育目標・方針などを系列の保育園から確認することができます。

・系列の保育園を見学する
・運営事業者や系列保育園のホームページを見る
・系列の園で働く友人に聞く
・運営会社が別の業種であればその評判をチェックする
・事業者のトップの考え方・理念を調べる。
以上のように様々な方法で調べることができますで、不安がなくなるように下調べをしっかり行うことをおすすめします。

新設保育園は、先輩がいなかったり、ルールや規則も定まっていないこともあって「大変だなぁ」と感じることもあると思います。しかし「子どもたちのために」「同じ仲間と一緒に」協力して作り上げていくという『やりがい』があります。オープニングスタッフには経験者が優遇されますので、新卒保育士さんに比べ転職組が有利になる場合もあります。
※大阪の新設保育園求人は下記よりご覧いただけます。
https://www.hoitomo.jp/ch02/
■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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