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2019.09.06

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ベテラン保育士さんに聞きました。子ども泣き止ませる方法。

ベテラン保育士さんに聞きました。子ども泣き止ませる方法。

保育園では、ママと離れた寂しさやお友だちとのちょっとしたトラブルから子どもたちが泣いてしまうことは日常茶飯事。そんななか、大泣きされて先輩保育士さんにお任せしてしまった…という若い保育士さんもいらっしゃるかもしれませんね。保育園ではたくさんの園児たちを同時に保育していますから、スムーズに泣き止ませる方法があれば知っておきたいところです。ここでは、ベテラン保育士さんたちが実践されている「赤ちゃんや子どもを泣き止ませる方法」をご紹介します!

子どもたちが泣いているのには『理由』があります。そのため、まずは「どうしたの?」とやさしく声をかけましょう。「ママがお仕事行っちゃって寂しかったね」「もうちょっと、おもちゃで遊びたかったね」というように、泣いている理由を推測して、一人ひとりの気持ちに寄り添ってあげれば、安心して保育士さんの方を向いてくれるようになります。

とくに小さなお子さんの場合、スキンシップは安心感を与えます。ベテラン保育士さんが行っているスキンシップには次のようなものがあります。
・抱っこやおんぶのときに背中トントン
・ 足やお腹を手でスリスリとハンドマッサージ
・眉間から額の真ん中あたりをグルグルなでる
抱っこやマッサージと合わせて歌をうたうとより効果的です。

生後間もない赤ちゃんは、お母さんのお腹の中と同じような環境にしてあげると安心するようです。具体的には、次のような方法があります。

・ビニール袋でカシャカシャと音をさせる
・口で「シーッ」という音(声)を出し続ける
・赤ちゃんの背中を、リズミカルに優しくポンポンする
・保育士さんの心音が聞こえるように、腕の内側に赤ちゃんの耳をくっ付けて腕枕をする
・保育士さんの心音が聞こえるように、左胸に赤ちゃんの耳をくっ付けて抱っこする

・まるい姿勢で寝かせる
・抱っこをしながらゆっくり左右に。揺さぶらないように注意
お子さんごとにお気に入りの音や動きが見つかったら、忘れないように保育日誌に記録してくださいね。

ママと離れて寂しいなどの理由で泣いている場合には、別のことに気をそらすことで意外とすぐに泣き止むこともあるようです。
・ 別のことに興味が向くような話題を振る
・「こそこそ話」風に話しかける
・うちわでやさしく風を送る(赤ちゃん向け)
別の話題としては「今日のお洋服かわいいね!何がついてるの?」「ブロックとおままごと、どっちで遊びたい?」「あ、蝶々さんが飛んでる!」など、なるべく具体的な対象を見つけて興味を向けさせるのが効果的です。

気をそらすのと同じように、場所を変えて気分転換させるのも一つの方法です。
・園庭に出て外の空気を吸ってみる
・ほかの園児さんがいない廊下に出てみる
など、場所が変わることで気持ちがリセットされることも多いようです。

赤ちゃんにお気に入りの音楽を聞かせると泣き止むというのはよく聞かれますよね。おなじみの童謡や、子どもたちの間で流行っている歌を保育士さんがうたってあげるのも効果的です。ほかの子どもたちも巻き込んで、一緒に歌や体操を楽しむのもいいかもしれませんね。

赤ちゃんは泣いているうちに、なぜ泣いていたのか自分でも分からなくなっているということも多いです。長く泣き続けてしまうお子さんには、たとえば鏡で自分の泣いている姿を見せてみれば、泣き止むこともあります。

いかがでしたでしょうか。泣いている理由やそのお子さんの性格によっても変わってきますが、泣き止んでくれないからといって保育士さんは焦ってはいけません。保育士さんが広い心で対応してくれるからこそ、子どもたちも安心して自分の気持ちをぶつけることができるのです。まずは泣いている子どもたちの気持ちに寄り添うところからスタートしてくださいね。

■監修/新谷ますみ
保育園運営本部で勤務。短大の幼児教育学科を卒業し、保育士・幼稚園教諭資格を取得。結婚後も仕事を続け、出産を機に一度退職。子育てがひと段落して、職場復帰。大切にしている言葉は「失敗しても、じっくり待つ」。

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